ハイキュー!! 第291話 変化の日 感想(3)

侑には治という片割れがいる。
同じ身体能力、シンクロする攻撃のリズムを持つ治。影山・日向の変人速攻はたぶん影山の高い技術によるところが大きい攻撃だと思うけど、双子のマイナステンポの速い攻撃は、少なくても初めのうちは侑主導の攻撃のように見える。最初の頃の描写を見てると、影山ほどは精度が高くない(と侑自身も言ってたけど)侑のトスに、治があわせているように見える。もっとも終盤になるに従って治と侑のどちらが主導してるのかわからなくなっていったけど。
何れにしても、侑には治がいる。及川さんが言う”バカなところ”は侑にもあって、”バカな”プレイについていくことができる治がいる。
及川さんには日向も治もいなかったけど、侑は違う。それなのに、なんで日向にトスを上げたいのか、わからなかった。しいて言えばじゃじゃ馬馴らし的な?感じなのか、全力なセッターの上げるトスへの貪欲さに魅力を感じたのかなあ。
自分とはまるで違う攻撃リズムを持つ日向を使いこなしてみたい、と思ってもおかしくはないような気もする。

でも、違うような気もする。侑は「俺はいつかアンタにトスを上げるで」とは言ってるけど、「上げたい」とは言ってない。「上げるで」いう言葉には、侑の「上げたい」という意志がこめられてると思って読んだけど、単なる予言ともとれる。
予言だと思う方がすっきりするような気もする。

まあどっちにしても、日向のことを下手くそという認識は改めたんだろうな、多分。


今回のタイトルは、「変化の日」。
これまでとは違うバレーボールの魅力(そういえば岩泉さんが、レシーブについて語る場面があったのを思い出す)に一歩はまり込んだ日向のためのタイトルなんだろうと思うけど。
北さんの言葉に「言ってくださいよ」と答えた治も、この試合の最初と最後じゃかなり変わったように見える。


来週からは、音駒戦かなあ。