裁量労働制についての報道を見て

裁量労働制をめぐる厚労省のデータのおかしさをめぐって、野党の追及が続いてる。「なくなっていた」はずの調査原票が厚労省の地下倉庫から新たにみつかったという。そういえば薬害エイズ問題の時も同じように、ないはずの資料が後から出てきたことがあったなあと思い出した。薬害エイズの時は、資料の隠蔽なんて厚労省特有の問題なんだろうと思ったような気がするけど、ここのところの財務省文科省の資料の扱いに関する報道を見てると、都合の悪そうな資料の存在を消す事は役所にとって割と普通のことみたいだ。

土曜朝の辛坊さんのテレビ番組で、今回の厚労省のデータ問題について、政治ジャーナリストの田崎史郎さんが、捏造というより厚労省の役人の能力の問題だとコメントしてたけど、百歩譲って能力不足だとしたらそれはそれでどうなんだ?って感じがする。

辛坊さんは、国会では厚労省のデータ処理の問題ばかりやっていて、裁量労働制の適用拡大対象となるのはどういう職種なのか、年収の線引きはどうなるのか、肝心の中身がまるで議論されないから、知りたいことがわからないままだと国会の議論のあり方を非難していた。

辛坊さんたちのコメントを聞いていると、どうせ与党が多数で最後は法案を通すのだから、野党は細かいデータの不備なんかつっついてる暇があるなら、政府の提案の中身が国民によくわかるような形の質問をしろよ、とでも言われてるような気がしてくる。

裁量労働制と言われても、新人に毛が生えたくらいで会社勤めを辞めてしまったから、裁量労働ができるのはどのくらいのランクからなのかいまいちピンとこない。
わからないことばかりだという点は、辛坊さんに同意するけど、わかるように伝えるのはジャーナリストの仕事でもあると思う。