ハイキュー!! 第290話 バケモンたちの宴 感想(1)

30・31、烏野高校のマッチポイント、日向のあげた高いボールに一息ついて、通常テンポのシンクロ攻撃に入る烏野。

前回、スピードの呪縛にチームが囚われつつあった状況を、インハイ予選青城戦で、影山がとらわれたスピードの呪縛に重ねてしまった。青城戦の時とは違って、セッターである影山がとらわれたというより、疲労が極限に達してるだろうウィングスパイカー3人プラス月島がリズムを上げていったようだとは思うけど。

今回のラストもまた、青城戦のラストの再現のようだった。
インハイ予選準決勝では、青城のマッチポイントで、影山・日向の神業速攻が3枚ブロックにドシャットされて勝負がついた。
今回は烏野のマッチポイントで、双子の速攻を影山・日向のブロックが止めて、マッチポイントをもぎ取って勝った。
30・32。

 

31点から32点へ。この1点の攻防が、見応えあった。
稲荷崎の2枚ブロックにつかまった田中さんのスパイクは稲荷崎にブロックされる。そのブロックされたボールを影山が、後ろに弾き、月島が追う。月島の伸ばした指先がボールをかすり、そのボールに向かって飛び込んだ大地さんがギリギリ追いつき、相手コートに返球する。
影山、月島、大地さんとつなぐんだけど、青城戦の頃の影山・月島の関係を思い出したらこの2人が必死に繋ぐ場面は、結構感慨深い。

レシーブ苦手でしょと、及川さんに言われて以来レシーブやディグの場面がほとんど思い浮かばない月島が必死に手を伸ばしすときの表情は、ちょっと小五くらいの男の子みたいで余計に必死さが伝わってくる。
月島がボールを指先に当てたから、落ちるまでにほんの少しだけ時間を稼げた。で、大地さんが間に合って、相手コートに返球できた。
東京での練習試合、他のどのチームよりフライングを練習する羽目になったけど、無駄な練習ってのはないんだなあ。


この返球には、ギャラリーも湧いたみたいだけど、それ以上に双子がエキサイトしてるみたいだ。
烏野の返球に反応した双子の表情は、試合の勝敗の行方などすっ飛ばして、ただこの一瞬を最高に楽しみたいというだけのように見える。
この試合の最初の頃は、侑に引きずられるようにマイナステンポの速攻を飛んでいたような感じの治も、ここでは侑とすっかり同じ反応になってる。

下手な奴とは試合したくない、と試合前に侑が言っていたのは、こういうことだったのかと、この2人の表情を見て納得してしまった。

ここで、双子はマイナステンポの速攻を選択した。
この場面は、青城戦のラストの変人速攻(青城では神業速攻と呼んでた)とほとんど同じだ。
【この位置 頃合い この角度 どんぴしゃり】

烏野の他の4人が、早いBAは無かった、2番か4番かと迷ってるところへの双子速攻マイナス・テンポ”背”。(ここは笑うところじゃないんだと思うけど、このネーミングには思わず笑ってしまった。双子は技名?つけるの好きなんだろうな、きっと)

青城戦はドシャットされた側の2人が、この速攻を止めた。