ハイキュー!! 第286話 脅迫 感想

24・23と稲荷崎のマッチポイントで迎えた影山のサーブから始まり、26・26のデュースで侑にサーブが回ってきたところで終わる今回。
あと2点なんだけど、両校譲らずでなかなか勝負がつかないなあ。

影山くんは、集中を切らさずかつ相手もよく見えてる。土壇場で強烈なサーブを打つこと自体に迷いはなく、その勢いと成功率の高さは普段の練習以上なんだろう。相手のマッチポイントでサービスエースを取る。
木下さんじゃないけれど、選手なら誰しも一度は脳内エースを取ることを夢見るような場面なんだろうと思う。実際にはそうそうできるものじゃないからこその脳内エース。それをきっちり決めてしまう影山は意味ワカンナイ存在で、大将さんが「腹たってきた、、」というのはわかる気がする。
そして2本目。強烈な1本目を決めて当然高まる自分のテンションすらコントロールして、前に落とす短いサーブを打つ影山に烏養さんは身震いした。初めて変人速攻を見たときから、その才能を認めてきた烏養さんがゾクッとするほど、影山は一試合通じてテンションを保ち集中を保ち、才能を惜しげなく披露してるんだろう。


北さんが、天才たちを羨む後輩に天才論(?)を語る。
春高宮城県予選青城戦第3セットデュースの場面でツーを出してきた影山に、土壇場での強気もセッターの資質、分けて欲しいと言った矢巾に対して及川さんが語ったように、侑や影山を羨む後輩に稲荷崎主将の北さんが語る。

及川さんも北さんも同じことを言っているんだと思うけど、天才たちと同じ場所で戦い続けることを選んであがき続ける及川さんと違って、北さんは身の丈を見極め一歩引いた視点から見てるような感じがする。
「バケモン達の宴に混ざれた人間や ラッキーやなあ」と笑う北さんは、バケモン達を正論で束ねる別の意味でバケモンのようだと、後輩達から見られてるような気もする。でもやっぱ修行僧に見えるなあ。


北さんが天才について語る間、両校の長いラリーが続いてる。最初から優秀と思うことは勝負するまでもなく負けてるということだし、彼らにも失礼だという北さんの言葉に続けて、あと5センチに必死に手を伸ばす影山の描写。【あと5センチ もっと跳べよ 届けよ、、、!!】才能という一言で片付けられてしまいがちだけど、「あと5センチ」をずっとやってきたんだろうなあ、と思う。


影山が脅迫したのは田中さん。
影山を脅迫したのは日向。脅迫という名の信頼。
自分を追い込むことができるのも才能だと思うけど、他の誰かに追い込まれることでさらなる高みに上っていくことができるんだろう。
影山を追い込むのはいつも絶対的な信頼で突っ込んでくる日向だ。(とは言え、この場面、影山の「文句を言えよ」というセリフはちょっと唐突感があるような気がするけど)


次はいよいよ決着かなあ。