NARUTOーナルトー No484 それぞれの第7班!! 感想(3)

集団の中の自分の立ち位置を把握して、集団を存続させるという大正義のもとでの自分のするべきことを理解して実行する。大人ってなんだろうと考えると、たぶんいろんな答えが出てくるんだろうと思うけど、集団の中の自分をきちんと把握できることも、大人の条件の一つであるような気がする。

 

里を取るかサスケを取るか。イタチがナルトに投げかけたのと同じように、シカマルもサクラに対して答えを求めた。
「no.459サクラの決意!!」で、シカマルは、「サスケのせいで木ノ葉隠れ・雲隠れが戦争をするわけにはいかねェ」といい、自分たちの手でサスケを処理すると決意、サクラにも決断を迫った。
ここでサクラは、里をとった。木ノ葉隠れの忍として育ち、一度は里が壊滅しかけるという危機の状況も経験してきた。里の中にも里の外にも、サクラは守るべきものをたくさん持っていたんだと思う。
このときのサクラの決意は、自分がサスケを殺す、というものだったから、必ずしも里をとるというものではなかったのかもしれない。けど、里の中での自分の位置を把握して里のためにサスケを殺すことを決意したという意味で、この時のサクラは十分大人だったんだと思う。

 

では、サスケはどうだったのか。

この頃のサスケは子供だったと思う。特にイタチの真実を知って以降のサスケは、すべての意識が自分の内へ内へと向かっていったように見える。
鷹という集団を率いてはいたけれど、それは目的のために都合がいいという理由だけの集団で、サスケの意識が向いてないという意味では、サスケは一人だ。一人で「イタチの真実」を抱えていた。イタチの人生が理不尽に断ち切られたこと、うちはが理不尽に滅ぼされたこと(客観的な見方ではないけれど、少なくてもサスケはそう感じていたと思う)への怒りが自分では制御不能なほどに膨れ上がっていったんだと思う。

このno.484では、そんなサスケと元の師匠であるカカシが遭遇する。
カカシに、本当の自分を見つめ直せと言われたサスケは、ここでブチ切れてしまう。八つ当たりで喚き散らす子供のような切れ方だ。