ハイキュー!! 第284話 ツナグ 感想

なんか勝てる気がしない。
前回は大地さんのバックアタックが決まって20・20になったところで終わった。

今回は、旭さんの強烈なサーブがネットインして、ダイレクトに戻ったボールを月島が押し込んで20・21から。
稲荷崎に速攻で取り返されて21・21。
治のサーブから双子速攻かと思わせてエースアランの一発で22・21。影山くんはよくブロックついてるなあ。
乱れたレシーブからの攻撃で、田中さんが3枚ブロックからアウトを取って22・22。「ナイスキー」という影山くんは確信に満ちたような表情をしてる(ように見える)。田中さん、何がビリビリきてるんだろう。
月島のサーブは綺麗にレシーブされたから、どんな攻撃で来るかと烏野のブロック陣が身構えてるところへ侑のツーアタックで23・22。
アランの強烈なサーブがダイレクトに戻ったところを銀島に直接叩き返されて24・22のマッチポイント。
最終盤にきてポンポンと取られて稲荷崎がマッチポイントを握った。稲荷崎に流れがきてるのかどうかはわからないけど、烏野はリズムを崩されてる感じはする。
田中さんの要求に「いいえ」と言った影山くんは、どんな攻撃を選択するだろう。

 

田中さんが「一時俺にあげる本数を減らしてくれ」と影山に頼んだのは、第3セット、稲荷崎15烏野13のあたりみたいだ。(第281話「ハーケン」)
第1セット終盤から調子を上げていた田中さんのインナースパイクがドシャットされ、それでもインナースパイクで攻め続けた後だ。
調子が良くてブロックもいつもより見える気がする、と田中さんは思ってる。だったらどんどん進めばいいのに、と一読者としては思ってしまうんだけど、田中さんはだからこそ「これ以上強引に行くなと勘が言う」状態みたいだ。
それに対する影山の答えは「いいえ」。

伊達工との練習試合で、影山はセッターとして一段上の段階に意識の変化があったと思う。スパイカーの要求を呑んで打ちやすいトスを上げることに集中する(試合中の影山を見てるとそんな風には全然見えなかったけど、無意識にそういう縛りを自分にかけていたのかもしれない)ことから、スパイカー人一人の状態と試合の状況を把握した上でスパイカーとの意見の衝突を恐れずにセットアップを組み立てる方向へ。

その練習試合の中で、影山は田中さんの要求に一度、ノーと言っている。
3枚ブロックを弾き飛ばした田中さんが「ガンガン寄越せ」と要求した時だ。この時は、田中さんの打ち方が疲れから雑になってると判断しての「いいえ」だった。
今回の田中さんは、よく見えてるからこその慎重に行けとの勘なんだろうと思うけど、影山にしたら田中さんがよく見えてるということを分かった上での「いいえ」なんだろうと思う。
旭さんは結構レシーブしてるし、月島はギリギリみたいだし。


治はサーブを打つまでに許される8秒間を味わうのが、ご飯の時間の次に好きらしい。サーブに限ったことではないんだろうけど、メンタルは重要だなあと、リラックスした表情の治を見てつくづく感じる。治の独特の”間”は、レシーブ巧者の音駒にとっては嫌な感じみたいだ。音駒の選手にとってみれば、この試合の勝者と次に対戦するわけだから、純粋に烏野を応援するというだけの見方はしてないんだろうと思わせる夜久さんの言葉だ。

目の前の1点に集中するしかない、という点では12・10でも24・22でも同じなんだろう。けど、1点落としたら負けるという場面での1点への集中は、神経がむき出しになるようなヒリヒリした緊張と研ぎ澄まされた感覚なんだろうなあ、ちょっと想像できないけど。

次回で決着がつくんだろうか。