NARUTOーナルトー No484 それぞれの第7班!! 感想(2)

サスケとの戦いを前にイタチがナルトにシスイの眼を託し、自分の死後の保険をかけたシーンは、その後ナルトの回想としてたびたび登場する。No.484でも、サスケのために友として何ができるのか、答えを見つけることができないナルトの回想として出てきた。

サスケを取るか里をとるか。
イタチの問いに、木ノ葉は守るしサスケも殺さず止める、つまりどっちも取ると答えたナルトだけど、サスケと自分のことだけを考えていれば良かった頃とは、環境も立場も変化した。他里との関係、一度は壊滅しかけた木の葉という組織に属する自分。子供の頃、「俺は一生バカでいい」と自来也に言い切ったナルトだけど、雷影に同じことを言われた時には、返す言葉がなかった。

里を取るかサスケを取るか。これは、里の平和を守るために、何かを犠牲にする決断ができるかということだ。
ペイン戦で、自来也が残した宿題に関しては、一応の答えをみつけたナルトだけど、イタチが出した宿題をナルトは解くことができないまま、新たな状況のもとでサスケを追いかけていた。


五影会談を襲撃したサスケは、各里が追う犯罪者となってしまった。里を取るかサスケを取るか、イタチの出した問いは、サクラもカカシも答えを出さなければならない問題になったのだと思う。サクラの出した答えは、里を取る、だった。
カカシにとっては迷うまでもなく、答えはひとつしかなかったのかもしれない。サスケが里を抜けた時から、その答えを、個人的には最も望まないけど、最もありそうな選択肢として、カカシは常に頭の片隅に置いていたんだと思う。
カカシは実際に戦争を体験して、また暗部の一員として汚れ仕事も(たぶん)経験して、表の平和を守るためには必ず何かを犠牲にしなければならないということを、身にしみてわかっていただろうから。