ティラーソン国務長官の発言の報道を見て

ティラーソン国務長官が、北朝鮮と前提条件なしの対話をする用意があると12日(火)発言したと昨日の朝のニュース番組で見た。コメンテーターの元外交官が、戦争が起きた時の甚大な被害を考えれば、戦争を望んでる国はないのだから、多々出てくる情報(眉唾もたくさんあるし)に振り回されないほうがいいとコメントしていたけど、ティラーソン長官の発言についてはいろんな解釈が乱れ飛んでるみたいだ。ティラーソン長官の発言について、ホワイトハウスはすぐに、トランプ大統領北朝鮮に対する立場に変更はないし、北朝鮮があ近隣諸国を脅し続けるようなら対話は意味がないと、打ち消しにきた。


北朝鮮に対する国際的な制裁は効いてきてると言われるけど、それでも報道されるいろんな専門家の言葉を見ると、北朝鮮は核ミサイル開発を放棄することはないという点では一致している。大きな犠牲を払ってでも北朝鮮が核ミサイル開発を続けてきたのは、アメリカから攻撃されないためだというんだから、北朝鮮は戦争を望んでいないのは確かなんだろう。

アメリカはどうなんだろう。北朝鮮がアメリカ本土に到達可能な核ミサイルを保有するというアメリカにとっての脅威を、アメリカは認めるのか認めないのか。
認めるとしたら戦争はないということなんだと思うんだけど、絶対に認めないんだとしたらどうするんだろう。今は最大限の圧力で北朝鮮が根をあげるのを待ってるのだとして、根をあげそうもないと判断したら、次はどう出るんだろう。その場合は仕方ないから戦争オプションを使う、ってことに本当になるんだろうか。


いざ戦争となった場合に予想される人的被害の大きさから言えば、武力行使での解決という選択肢は取れるはずがないというけど、全く予測のつかないトランプ大統領という要素を考慮に入れてもそう言い切れるんだろうか。中国では、有事に備えて、北朝鮮からの難民のための収容所を建設する計画がある(確認はされてないみたいだけど)という報道もあった。

こちらではなくあちらで起きる戦争だと発言した議員もいたけれど、偶発的にせよ計画的にせよ一旦朝鮮半島で戦争が起こったら、100万人単位で人が死ぬ(と言われている)ことを、真剣に考えて物を言ってるんだろうか。それでもアメリカ人の命が危険にさらされる可能性と比べれば、仕方ないとでも思ってるんだろうか。


従来の核抑止論北朝鮮を封じ込めることができるという主張と、北朝鮮に従来の核抑止論は効かないという主張は、今もせめぎ合いが続いてるんだろうか。それともとっくに、政権内では決着がついてるんだろうか。


アメリカと100%一致するという日本は、圧力の先に何を見てるんだろう。今は圧力しかないという韓国の大統領は、戦争だけは絶対にさせないと言っていたけど、安倍首相はどうなんだろう。親密と言われるトランプ大統領が、戦争という選択肢を取ることがないように、ありとあらゆる手をちゃんとうってくれるんだろうか。いざ戦争となったら、一番の被害を受けるのは普通の国民なのに、戦争について日本の首相がどう考えてるのかよくわからないというのは、やっぱりなんか変だと思う。