イスラム国との戦闘終結宣言の記事を見て

報道によると、イラクのアバディ首相が、9日(土)、「イスラム国」への勝利宣言をしたという。3年以上にわたる、イラクのほぼ3分の1を支配したテロ集団との戦闘の終わり。

モスルの戦い後、シリア国境付近の広大な砂漠に逃げ込んだ「イスラム国」の残党を掃討するのに数ヶ月、ようやくシリアとの国境付近の支配を完全にして、戦いの終結宣言になったみたいだ。
2014年6月「イスラム国」は、イラク北西部を支配。シーア派政権のもとで暴力と虐待に苦しめられていたスンニ派住民の支持を得て勢力を拡大していったものの、残虐で原理主義的な支配に住民は恐怖するばかりになっていったみたいだ。
イスラム国の勢力が衰えてきたという報道と同時に、イラク国内での自爆テロの報道をよく見かけたような気がするけど、今はどうなんだろう。
ニューヨークタイムズの記事によると、首都や解放された地域の多くの住民は、政府や治安部隊に新たなプライドを感じてるという。アバディ首相の評価も高いみたいだ。

けど、イラク政府にとっては、シーア派スンニ派のコミュニティーの和解の問題、破壊された都市の再建、治安の維持と安定など、これから先やらなければならないことは山積みだという。

おまけに「イスラム国」の強硬な支持者がまだ2万人、避難民や西部の砂漠などに隠れていると見積もられてるみたいだ。戦闘は終わったけど、戦争は終わってないらしい。アメリカ主導の有志連合の力は、引き続き必要とされるという。
イスラム国」の司令官たちは今や世界中の様々な国に散らばってる、というバグダッドの独立系シンクタンクの長の言葉が記事の中で一番印象的だった。


イスラム国」が現れた遠因になってるという、2003年のイラク戦争からもうすぐ15年になる。
誤った理由で戦争を始めると決めた人たちは、アルカイーダより残虐なことをするテロ集団から、テロリストたちが世界中に散っているという今の状況を、どう考えるんだろう。