北朝鮮のミサイル発射実験の記事を読んで

11月29日(水)午前3時過ぎに、北朝鮮弾道ミサイル発射実験をした。7月の2回のミサイル発射実験に比べて、飛行時間も距離も伸びていたという。
発射当初は、距離が伸びたのは軽い模擬弾頭だったからで、実際に重量のある弾頭を装着した場合はどうなるか不明だという見方もあったみたいだけど、1日の韓国国防省の報告によると、新型ICBM級で、通常角度で発射の場合、米ワシントンまで到達可能だというし、米国のミサイル専門家によると、重さ1トンの核弾頭を搭載して米国のどの都市にでも到達可能だという。
問題は、大気圏再突入の時の高温に弾頭が耐える技術や、精密な標的攻撃能力まで獲得してるのかどうかで、そのためにはさらなる実験が必要らしい。

29日当日に開かれた国連安保理緊急会合では、欧州各国などからも、地域の脅威から世界的な脅威に変わったとの懸念と圧力強化の声が上がったという。ただ、金正恩氏の国外資産凍結などは、今回も中国が受け入れないのではという懐疑的見方があるみたいだ。


米本土へ到達する核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル北朝鮮が持つことが、アメリカが絶対に止めなければならないことだと、北朝鮮の核問題の記事などは決まって書いていた。
実戦配備を宣言するには今後半年ほどの間に何回か通常軌道での発射実験が必要だというけど、そのためにはあと数年かかるという報道を見たのは、何年も昔のことじゃなかったはずなのにと思う。
絶対許せない状況がもうそこまで来てる、って段階なんだろうか。

 

今回の実験で北朝鮮を非難しながらも、まだ外交オプションは開いているといったティラーソン国務長官は、近く解任されると報道された。その後すぐに国務省は報道を否定し、ホワイトハウスも事実ではないとしたみたいだけど、北朝鮮、イラン、中東などの外交方針をめぐってティラーソン国務長官トランプ大統領は対立することがあるとも報道されてるし、長官の進退問題は繰り返し取りざたされているという。実際に解任されるのかどうかに関わらず、そのような憶測がなんども表面化すること自体が、アメリカの外交力を弱めることになると指摘されているけど、素人でもほんとそう思う。
マティス国防長官は、北朝鮮問題の解決に向けて「たゆまぬ」外交努力を続けていくとコメントしたという。なんとしても外交で解決してもらわなければならないはずなんだけど、外交を担う国務省自体が、ティラーソン長官のリストラ計画のもとでガタガタしていて、東アジア担当の国務次官補や韓国大使の席もまだ埋まってないとかいう報道を見ると、かなり不安になる。


アメリカの歴代大統領は、核能力を持つ北朝鮮との共存はできないと言ってきたというし、トランプ大統領も、北朝鮮がアメリカを脅すことができることには我慢しないと言ってきた。
マクマスター大統領補佐官は、冷戦時代に有効だったメソッドは北朝鮮には当てはまらないと言ってきた。
政権内でも色んな意見の対立があるんだろうけど、武力行使と従来の抑止論と、せめぎ合いをしてるんだろうか。北朝鮮との軍事衝突は基本避けなければならないという認識は決定権のある人たち全員で共有していて欲しいと思うけど。