ハイキュー!! 第276話 仕掛ける 感想

ローテーションっていうルールは、説明されれば、ああそうかとわかったような気がするんだけど、じゃあ自分で動かしてみろと言われると頭がこんがらがってしまう。実際にコートの中に立って経験してみないと、なかなかストンと入ってこないような気がする。

 

烏野は、戦力に余裕はないし、バランスが取れてるようで取れてない(と思う、多分)。稲荷崎のようにどのローテも満遍なく攻撃力が高いというわけじゃないし、音駒のように選手各自の守備力が安定してるというわけでもない。

      
攻撃も守備も偏りがあるかもしれない。
全員が剣と盾を持つ稲荷崎に対して、剣より強力なマシンガンを両手持ちする日向と、体全体覆っちゃうようなでっかい盾を持つ月島。ほんとこんな感じの極端さ加減があって、それは烏野の魅力でもあると思う。
当初からデコボコのチームを圧倒的才能でセッターがつないでいると言われていた。あの時よりはみんな成長してるけど、極端な戦力をセッターがつないでゲームを作っていくという基本のカラーは変わらないんだろうなあ。


大将さんが言う、「烏野は猪突猛進て感じのチームなのに意外と試行錯誤してくるタイプ」というのも、凹凸のある戦力ゆえにそうせざるをえないって面もあるのかもしれない。
相手チームによって、その日の試合の流れや選手個々の出来にもよって、柔軟に変えていく。「対応されたら対応する」と影山くんが言ってた通り、「守るべきスタイルがない」と及川さんが言ってた通りだ。


ローテーションを見るだけで試合が先読みできるくらいになればきっともっとバレーボールを見るのが面白くなるんだろうなあ。


日向の大役をとっちゃった月島くんは、日向・影山と毎日練習してるんだから、確かに変人速攻キラーかも。日向のスピードを毎日見てるし、相手チームのスピードに圧倒されるというようなことはなさそうだ。


西谷さんが、(俺は今 こわいとおもっている)と自分の反応の遅さを分析してる。これまでずっと、烏野を後ろから鼓舞し続けてきた西谷さんが、「イッパイイッパイ」みたいだ。
西谷さんは、コートの中で「こわい」と思うのはこれが初めてなんだろうか。
こわさを感じること自体は悪いことではないような気がする。この試合の中でこわさを超えることができるかどうかわからないけど、こわさを知った上で、それを超えてプレイすることができるようになれば、リベロとしてさらなる成長につながるような気もする。
とりあえず、低くてもボールが上がれば影山くんはペタッと膝をつきながらも上げてくれるし、旭さんが頼もしい。


これまで結構地味にブロックの場面が描かれてきた影山くんだけど、今回は派手な1本。1枚ブロックで相手エースをドシャット。
かっこいいなあ。
月島にも喝が入ったみたいだし、烏養さんの采配がぴったりはまったみたいだ。

できたらこのまま流れにのっていきたところですが、来週は稲荷崎の反撃の番なのかな。