ハイキュー!! 第274話 頭 感想

稲荷崎のチームキャプテン北さんは、想像していたのとはちょっと違った。チームの空気がピリッとしまるのは確かなんだけど。監督によれば、たまに存在する”スター”じゃ無いけど空気をシメる奴、らしい。

北さんは、どうやらおばあちゃん子だったみたいだ。「神さんはどこにでも居るからな」というおばあちゃんの言葉はなんだかとても懐かしい。お天道様が見てるよって、そういえばよく言われたような気がする。


『「反復・継続・丁寧」は心地ええんや』
日々の生活は同じことの繰り返し。大抵は意識することもなく惰性でこなしてるような気がする。でも北さんは多分そうじゃない。毎日ちゃんと、丁寧に繰り返す。修行僧みたいだ。


そうやって出来上がった北さんの強さは、緊張しない強さ、練習で出来ることを本番で必ずやる強さ。「自分はしくじらないという自信」が、チーム全体に伝わるんだと思う。
プレイヤーとしては、身体的・技術的に特別優れてるわけじゃない「まあ上手い方」(監督によれば)にすぎないけれど、調子に乗れば爆発的な強さを発揮するちょっと波のあるチームをきっちりしめることができる選手。
稲荷崎の監督は、そういう選手が時たま現れるってことを知ってるみたいだ。長年の経験からなんだろうけど、監督が求める選手のカテゴリーにこのタイプも入ってるのかもしれない。
侑の自由さは極端かもしれないけど、稲荷崎は結構選手の自由度が高いチームのように見える。監督がそういうチーム作りをしてるんだろう。自由だからこそ、羽目を外しすぎないように、北みたいな選手は必要なのかもしれない。監督はいろんなアンテナを張って、時たま出現する北のような選手も引っかかるようにしてるのかなあ。
中学校3年間スタメンどころかユニフォームを貰ったことも無い北を、稲荷崎の監督はどこでどう目をつけたのかわからないけど、自らリクルートしに行ったみたいだから、どこかでアンテナに引っかかったんだろうな。


『神さんのためにやっとるわけやないしな』
と、北さんは思うようになったみたいだけど、おばあちゃんの言う通り見ててもらえてたこと、認めてもらえたことはやっぱり嬉しかったんだなあ。ページをめくったら、ポロポロの涙顔。普段淡々とした人の涙は、宮兄弟じゃなくても意外で驚きです。

 

練習で出来てることなら緊張なんてしないとさらっと言うところや、体調管理ができてない事を褒めんなという言い方に、ちょっと影山くんみたいだなと一瞬思ったんだけど。風邪気味の侑への気遣いを見ると、やっぱり全然違う。(バレーボールに関しては、影山くんも修行僧みたいなんだけど)


第2セット、烏野はシンクロ攻撃も拾われて、23・15。
旭さんのスパイクがブロックアウトになって、23・16。
日向に代わった山口のサーブは、北さんに綺麗に拾われて、侑が気持ち良さげに上げて、WSがきっちり決めて24・16。
セットポイントを取られてしまった。

 

とりあえず、烏野は「まあ上手い方」な選手一人に、拾われまくってるわけだ。この調子じゃ勝ったとしても音駒戦で苦戦しそうな気がする。でもその前にこの試合なんとしても勝たなきゃいけないんだけど。
多分絶望はしてないはずだけど、第3セットはどうやって対応してくるだろう。