圧力の先に何があるんだろう

先月末か今月初めテレビ番組で、自民党の萩生田幹事長代行が、制裁によって年末から年始にかけて北朝鮮へのエネルギー供給量が減ってくれば事態がいろいろ変わり新たな局面に入るとの認識を示したという。FNNの記事によれば、「最終的には、紛争を望んでいない」そうで、制裁によって、北朝鮮が対話での交渉に応じることを目指す考えだという。
今は制裁の効果を見る段階という認識、ということを意味してるんだと思うんだけど。

それから2週間経たない10日(火)、小野寺防衛相は、11月中旬にトランプ大統領が、北朝鮮への圧力、外交の効果を見極めた上で、北朝鮮に変化がなければ厳しい対応をとる可能性もある、「トランプ大統領の発言を見れば、すべての選択肢はテーブルの上にある」と述べ、北朝鮮に対して軍事力を行使する可能性もあるとの認識を示し、その上で、「どの選択肢が取られたとしても国民の生命・財産を守る体制をとる」と強調したという。

年末までは制裁の効果を見るのかと思ったら、その期限は11月中旬と1ヶ月以上早まってしまった。小野寺大臣は、すべての選択肢と言ってるから、対話も含まれるんだろうけど、記事からは軍事力行使に力点が置かれてる印象を受ける。


安倍首相は、対話については、もう騙されるわけにはいかないと言い、圧力一辺倒のようだ。自民党の公約は、制裁の厳格な実施など国際社会と結束して圧力を最大限強化する。

 

北朝鮮に関する記事を読んでいると、米本土まで到達する核ミサイルの完成を間近にした今、例えどんな制裁を受けたとしても、北朝鮮は開発を諦めないという見方が大勢を占めてるようだ。

圧力が効いて対話の席に引っ張り出せればそれでいいけど、効かなかった場合はどうするんだろう。安倍首相は、アメリカの「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」を支持してるし、自民党候補者の40%が米の軍事力行使を支持してる。

韓国や日本の犠牲の大きさを考えると実際、軍事力行使の決断は、そう簡単にできるものじゃないとはいうけど。それでも、もしそんな決断をトランプ大統領が下したら、それを支持するんだろうか。
偶発的にせよ限定的にせよ一旦米朝が軍事衝突したら全面戦争に発展する可能性もあるという戦争を、支持するんだろうか。核戦争になるかもしれない。


「圧力を最大限強化する」だけで、どう判断しろって言うんだろう。