原発事故関連訴訟の判決の記事を読んで

今日の東京新聞一面は、「原発被災3800人福島訴訟  国に責任  賠償命じる」。
福島第一原発事故の被災者約3800人が、国と東電に損害賠償などを求めた訴訟の判決の記事だった。
国、東電とも津波を予見できたのに対策を怠ったとして、国、東電の責任を認定、総額約5億円の支払いを、福島地裁が命じたという。

同じ一面のコラムでは、原発事故後、自ら命を絶った福島のキャベツ農家の方のことを取り上げていた。地元産のキャベツが出荷停止になったとの知らせが入った翌朝、自らの命を絶ったという。8代続く農家で土作りにこだわる人だったらしい。

コラムの最後には、『ポケットの中に歩数計機能つきの携帯電話があり、その歩数は、およそ700。自宅裏のキャベツ畑を見てから、命を絶ったのだろう。それから六年半。私たちは、どんな方向に、どれほど歩いてきたのか。』とあった。


先祖代々守ってきた土地、手塩にかけて作ってきた土。それを失うことは生活の基盤を失うだけのことではないんだと、改めて思う。
失ったものはお金の価値に換算できるものではないんだろう。