ロヒンギャの難民キャンプの報道を見て

テレビの朝のニュースで、ロヒンギャの難民キャンプの映像が流れた。映像には、スーチー氏が難民の帰還受け入れを表明するも治安部隊による掃討作戦は続く、と字幕スーパーが付いていた。
国連総会を欠席したスーチー氏は、19日首都で演説、「難民を証明された人は、帰還が認められるだろう」と表明。ただ具体的なプロセスへの言及はなかったという。国籍のないロヒンギャにとって、ミャンマーから国境を越えてきたとどう証明するのか、という非難の声もある。


8月25日のロヒンギャの武装集団による警察などへの襲撃に端を発した治安部隊、一部地元仏教徒によるロヒンギャの村々への焼き討ちに襲撃。焼き討ちの村々の変化を衛星写真で比較した記事を見た。
幾つもの集落の、肩を寄せ合うように密集して建てられた家々が、8月25日以降の写真では、家々があった形の通りに平面になっていた。小さい衛星写真の画像ではよくわからないけど、多分焼けた瓦礫が家の形に積み重なっているんだろう。

写真で見るバングラデシュへ向かう難民は、道だかなんだかわからないような、足首までつかるぬかるみの中を、赤ちゃんを抱えた痩せた若い女性や、人に支えられた老女や子供たち、泥水(川なのかどうかもわからない)に浸かりながら進む人など、報道にある通り女性や子供、老人が多い。
襲撃され焼き討ちに遭い、住む場所を奪われ命からがら逃げてきた人々。報道される映像を見る限り、”掃討作戦”の対象になるような人たちにはとても見えない。


スーチーさんは、『政権について18カ月、全ての課題を克服するのには短すぎる』と言い、『幾つかの課題だけに集中するわけにはいかない』と釈明したという。

 

42万人(ロヒンギャの人口は約100万人らしい)もの人々が隣国へ逃げている。”掃討作戦”を実行している側からすれば、隣国へ追いやってるってことになるんだろうけど、最後の1人までミャンマーから存在を消し去るつもりなんだろうか。