ロヒンギャの武装勢力の記事を読んで

報道によると、9月11日(月)、国連人権理事会で演説したアルフセイン国連人権高等弁務官は、ロヒンギャ迫害問題について、「民族浄化の典型例のようだ」と述べ、ミャンマー政府を強く批判したという。
国連難民高等弁務官事務所が明らかにしたところによると、先月25日以降ミャンマー西部ラカイン州からバングラデシュへ避難したロヒンギャの数が31万3000人に達したという。
バングラデシュへ逃げてきた人たちが証言する、焼き討ち、殺害。国境付近には、地雷の敷設もあるという。
政府と治安部隊は、火をつけてるのはロヒンギャ武装勢力側だと主張してるみたいだけど。
ミャンマーの治安部隊は、対テロ掃討作戦を実施しているだけだと言う。
スーチー氏は、今年行われたインタビューで「民族浄化が行われているとは思わない」と答えたというけど、それなら国連の調査団の入国を拒否しなければいいのに、と思う。


ミャンマー西部ラカイン州で、ミャンマー政府の治安部隊と衝突しているロヒンギャの武装組織「アラカンロヒンギャ救世軍」は、10日ツイッターで戦闘の「一時停止」を宣言したという。人道支援組織の支援活動の再開が目的で、ミャンマー政府に対し停戦に応じるよう求めた。
これに対しアウンサンスーチー国家顧問の報道官は、ツイッターに「テロリストとは交渉しない」と投稿。交渉する気はさらさらないみたいだ。

 

ミャンマー政府がテロ組織に指定した、アラカンロヒンギャ救世軍ロヒンギャ武装勢力と説明されてるけど、実態はどういう組織なんだろう。

ロイターの記事によると、昨年10月のアラカンロヒンギャ救世軍による国境検問所3箇所の襲撃には推定で約400人の戦闘員が動員されたのに対し、今回8月25日の襲撃は、推定で最大6,500人が参加、警察の拠点30箇所と軍基地1箇所を襲撃。
10月の襲撃後の、ミャンマー軍による過酷な報復弾圧に刺激されたロヒンギャの若者がアラカンロヒンギャ救世軍支持に走ったため、襲撃の参加人数が拡大したのだという。
10月の襲撃後、ラカイン州の村数十に下部組織を創設、グループへの参加者のリクルートの拠点になってるみたいだ。グループの指導者は、スマホアプリで支持者に頻繁にメッセージを送っているという。
記事によると、2012年ラカイン州で起きた仏教徒ムスリムのコミュニティ同士の衝突が、アラカンロヒンギャ救世軍誕生に関係しているらしい。
もともとロヒンギャの長老の多くは、暴力を否定、政府との対話を求めてきたという。アラカンロヒンギャ救世軍は、不満を抱える若い男性を中心に影響力を持つようになってきたらしい。


報道されてる記事を読むと、8月25日の襲撃(これまでで最大規模らしいけど)で使われたのは、棍棒やナイフ、簡易爆発物だという。
襲撃の具体的な状況を書いた記事を読んでないから、よくわからないんだけど、棍棒やナイフを手にした若者が、銃火器を装備した警察の拠点を襲撃する様子を想像すると、憎悪にかられたテロ組織による襲撃という感じではないような印象を受けてしまう。