BORUTO ーボルトーNARUTO NEXT GENERATIONS 23話 つながりのカタチ 感想(1)

終わり良ければすべて良し。

最後にサスケの柔らかくて優しい笑顔を見られたから、それだけでもういいやと思ったら、エンディングロールでああくるとは。あんな風にしめてくるとは思わなかったから、ちょっと嬉しいドッキリだった。ラスト、両親と手をつないで、振り返ったサラダは、幸せいっぱいの笑顔で、見てるこちらまでつられて幸せな気分になれた気がする。
サスケ、よかったね。子供がこんな幸せな笑顔でいられる家族を持つことができて。こんな笑顔を見たら、余計な不安を与えたくない、とサスケが思うのもわかる気がする。
それにして、幸せそうなサスケを見ていたら、一緒にいてくれれば絶対後悔させない、絶対幸せになるはずって言った、里抜けの時のサクラの言葉を思い出してしまった。
あの時のサクラとサラダは同じ年頃なんだなあ、としみじみ。


終わり良ければすべて良しではあるんだけど、ちょっと違和感があるシーンも幾つかあって、どうせなら原作通りにやってくれればいいのにと思うとこもあった。
サクラとシンの戦闘シーンは、原作を大幅に膨らませた展開で、映像も映画みたいなシャープで滑らかな動きで、とても迫力があってよかったんだけど。
サクラの強さは目立ったんだけど、その分サスケの影が薄いというか、それこそサスケの強さはこんなものじゃない、と画面に向かって言いたくなってしまうほどだった。

特に、オリジナルのシンが盾にした子供のシンの体ごと、武器で貫きとおしてサスケを刺したシーンは、サスケが敵の前でこんな隙を見せるってことも違和感だったし、かつてカリンごとダンゾウを突き刺したサスケへの皮肉のようにも感じられて、これはなくてもよかったのでは?と思ってしまった。

違和感といえば、サスケのセリフ「イタチの意志を継ぐ、か。貴様は奴のことを何も理解していない」も若干の違和感。
もともと原作では、オリジナルのシンのイタチへのこだわりは、イタチに陶酔してたという大蛇丸の説明くらい(最初の登場の時に、子供のシンがイタチの名前を口にしたことはあった)だったけど、アニメ版では、イタチの意志を継いで暁を復活するということが強調されていたように思う。
肉体は遺伝子を運ぶ器に過ぎず、争いという競争によってより強い遺伝子が選別されるというシンの主張は原作もアニメ版も変わらないみたいだけど、だったらなぜアニメ版はことさらイタチの名を強調したのか、その理由がよくわからない。

このセリフがなかったら、イタチと暁=シンのイメージのまま終わってしまったから、とりあえずサスケのこのセリフがあってよかったとは思うんだけど、サスケがイタチのことを”やつ”呼ばわりしたのは、細かいことなんだけど、引っかかってしまった。さすがに”やつ”はないと思う。