北朝鮮とアメリカの報道を読んで つらつらと感じたこと

9月3日(日)、北朝鮮が水爆実験をした。水爆なのかどうか、もうすこしデータが出てから解析しないと断言できないみたいだけど、爆発規模は過去最大とみられるという。
2006年に初めての核実験を実施してから、今回で6回目。ICBM弾頭部に装着する水爆実験に成功したらしい。
報道などによると、大気圏再突入の熱をクリアする技術を得たかどうかははっきりしないみたいだけど、それも来年には完成するだろうと見られてる、つまり時間の問題みたいだ。


4日(月)には国連安保理北朝鮮問題についての緊急会合が開かれ、ヘイリー米国連大使は「最強の制裁措置」を呼びかけ、11日(月)に新しい決議案の採択を目指すという。
報道によると、石油の禁輸を目指している日米と、対話を強調する中ロのせめぎ合い、らしい。
北朝鮮原油の80%以上を供給している中国の対応が鍵だというけど、10月の党大会を前に中国は何か大きな動きはしそうもないという。
そうだとするなら、党大会が終わってから何か大きく動く可能性があるんだろうか。

中国とロシアによる「フリーズ」の提案(北のテストを凍結する代わりに、アメリカの軍事演習も凍結する)を、アメリカは退けた。 いろいろ理由はあるみたいだけど、菅官房長官の説明によると、
北朝鮮の脅威に備える米韓の軍事演習を、安保理決議や国際法に違反した北朝鮮の核実験と同列に論じるのは全く適当ではない」からみたいだ。
北朝鮮の実験がここまで進んだこの段階でフリーズしても意味がないと、テレビで専門家が言っていたけど、とりあえずフリーズしてそこから対話につなげるとかできないんだろうか。そんなことしたら、韓国の不安は増すし、とんでもない、というけれど。

アメリカはあらゆる選択肢があるというけど、アジア方面の外交の前線を担うポストがまだほとんど埋まってない状態で、外交的解決をどこまできっちりやれるのか心配だと、テレビで専門家が言っていた。
北朝鮮を核保有国として黙認して対応を考えるのか、それは絶対に許さないのか。アメリカがどう考えているのか、なかなか専門家でも掴みにくいみたいだ。
いくらトランプ大統領や国連大使が強い言葉を使ったとしても、報道されないところで外交努力が続けられてるんだろうと何となく信頼感のようなものがあるんだけど、専門家の先生の懸念顔を見ると不安になってくる。
アメリカは戦場にならないのだから、あらゆるオプションをテーブルに並べられるんだろうけど、日本は戦場になる(多分)のだから、軍事オプションはないのだと思ってていいんだろうか。


ここのとこ日に何度も、水爆と言われるひょうたん型の物体のそばに立つ金正恩の満面の笑顔をテレビで見てる。その上、パルス攻撃だ、広島型の8倍の威力の核爆弾だ、などと様々な解説に囲まれて、本当に戦争が始まるのではないかという恐怖を感じる中で、あの笑顔を見ると、瀬戸際にいることのストレスに耐えきれず、さっさと叩いて終わらせてしまえ、という考えがふっと湧いてきそうになる。やばい、ストレスに弱すぎるとつくづく思う。


河野外相は、「今は対話を持ち出す状況ではない」ことで韓国の外相と完全に一致したという。制裁と圧力の目的は、対話ということなんだろうか。


報道を見て、断片的な言葉はどんどん溜まっていくけれど、たとえば中国が恐れるという北朝鮮という国家の崩壊、と一口に言ったって、それが実際起きたらどれほどの混沌状態をもたらすのか。なんとなく大量の避難民が中国や韓国、一部は日本にも押し寄せる、くらいの想像しかできないけど、そんなものじゃ済まないんだろう(そんなもんだけでも大変な問題なんだろうけど)。
考える間も無く情報が押し寄せるけど、もしかしたら本当に戦争ということがあるかもしれないのに、金正恩が本当は何を考えてるのか、一番知りたいことはわからないままってのが、ヘンな感じがする。