北朝鮮のICBM実験の報道を見て

都知事選の結果を受けて記者からの質問に、稲田防衛相は「厳粛に受け止める」という答えを繰り返した。自分に責任はあると思うかなど、異なる質問に対しても、同じ答えを(報道によれば5回)繰り返した。映像を見ると、無表情で虚ろとまではいかないかもしれないけど、力のない目で答える様子が印象的だった。

北朝鮮ICBMの発射実験をした。
報道を見てると、西海岸や東海岸を含むアメリカ本土まで到達するICBMと、それに搭載することのできる核弾頭の小型化は、アメリカにとっては絶対に許せないけど、金正恩はそれを持つことが体制の存続につながるという信念の元に開発を諦めそうもないという。
5日に開かれた国連安保理の緊急会合では、アメリカは新たな制裁を求め、中露は対話重視。アメリカは数日中に新たな制裁決議を提示する考えだという。すんなり採択されるんだろうか。

何日か前に読んだ記事に、アメリカは中国に圧力をかけ北の核・ミサイル開発問題の解決を求めるけど、問題の本質は、北朝鮮とアメリカの敵対関係であり、中国が解決できることではないという一文があり、言われてみれば確かにそうだと納得してしまった。

 

北朝鮮が米本土まで到達するICBMと、核弾頭の小型化に成功すれば、アメリカの核の傘はなくなるという。確かに、自分のとこに核が飛んでくるかもしれないという危険を冒してまで、日本を守るかと言われれば、アメリカファーストを唱える大統領じゃなくてもそんなことはしないだろうってのはわかる。

北朝鮮が米本土に届く核ミサイルを持つのがいつになるのかはわからないけど、このまま北朝鮮を止めることができなければ、そんなに遠いことではないんだろう。
核の傘、なんて普段意識することはないけど、現実にその下で平和な暮らしをしてるんだとしたら、核の傘がなくなるかもしれないという事態について、そうなった時に、変に煽られないためためにもほんとはもっと考えなくちゃいけないんだろうと思う。


先のことはともかくとしても、今回の実験を受けて、安倍首相は、中露に直接働きかけて制裁強化で国際社会をまとめたいというけど、どうなるんだろう。


アメリカにとっても正念場なんだろうか。軍事攻撃という選択をしても、山岳地帯の洞窟やトンネルや地下の施設に兵器を隠しているという北朝鮮の兵力を一掃するのは難しいらしい。1994年に攻撃を考えた時よりもさらに、軍事行動という選択は難しくはなってるというけど。
アメリカが軍事オプションを選択する可能性はないんだろうか。

 

北朝鮮の問題もあるから防衛相を替えるのも難しいのかもしれないけど、と、テレビのコメンテーターが言っていた。
でも、遅かれ早かれ交代することになると言われてるなら、早い方がいいような気がする。

同じ言葉を繰り返すあんな姿を見せられたら、ほんとそう思う。