稲田大臣のトンデモ発言の記事を読んで

稲田朋美防衛大臣の都議選の応援演説での発言が問題になってる。
報道によると、27日(火)自民党候補の応援で、「 自衛隊防衛省とも連携のある候補だ。ぜひ二期目の当選、本当に大変だから、お願いしたい。このように防衛省自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたいと、このように思ってるところだ。」(東京新聞6/28記事より、前後の発言要旨は略)と発言したという。
あくまでも自民党として応援していると、演説後記者団には語ったそうだけど、ご丁寧に「防衛省自衛隊、防衛相」と三回も重ねて強調しといて、あくまで自民党と言われても。

どんな法律に抵触しそうなのか知らないけど、特別法律に詳しくない平均的(多分)な国民である自分でも、公務員が選挙のお願い?自衛隊が選挙のお願い?この発言はまずいでしょ、くらいには思う。稲田大臣は弁護士、法律の専門家なのに、なぜこんな発言をしたんだろう。
記事では、「行政の中立的運営から問題になりかねず、自衛隊の政治利用と受け取られる可能性もある。」とあった。「自衛隊法は、防衛省職員、自衛隊員の政治的行為を制限。自衛隊法施行令では地方公共団体の議会銀選挙などで特定の候補者を支持することを禁じている。」という。

批判されてその日のうちに、「誤解を招きかねない発言に関して、撤回をいたしたい」と発言を撤回した。自衛隊という組織を選挙利用しているという誤解を招きかねないから、撤回するということみたいだ。誤解とは、「ある事実について、間違った理解や解釈をすること。相手の言葉などの意味を取り違えること。思い違い。」(デジタル大辞典)
自衛隊という組織を選挙利用している、それ以外に取りようがないと思うんだけど、それは誤解だという。

野党は罷免を要求してるけど、政権側は発言が撤回されてるから問題はないとし、首相は大臣続投を求めてるという。一強の自民党にとって、撤回しますは魔法の言葉みたいだ。全てリセットされるらしい。報道によると、首相は「イデオロギー的に近い稲田氏の経歴を傷つけたくないという思いもある」(毎日新聞ウェブ版6・28)という。


国会の質疑で、野党の質問に対し答弁に困る稲田大臣に代わり安倍首相が答弁に立つシーンを見たことがあった。大事に守られてるんだなあ、とその時は思ったけど、稲田大臣の問題発言はこれが初めてでは全然ないのに辞めさせない首相の対応を見ると、本当に守られてるみたいだ。

撤回します、守りますでもいいんだけど(本当は良くないけど)、こんな調子で国外でもやられたら、それこそ国益を損なう事態に陥いるリスクはないんだろうか。素朴な疑問なんだけど、一番大事な同盟国アメリカの国防長官と実のあるやりとりとか、できてるんだろうか。
お姫様の方がむしろいい、なんてアメリカに言われたらとても悲しい。