シリアで行方不明になってるアメリカ人記者の報道を読んで

2012年からシリアで行方不明になってるアメリカ人ジャーナリスト、オースティン・タイス氏の解放に向けてのCIAのシリア政府筋との裏外交ルート作りの試みについての報道を読んだ。トランプ大統領が就任してから、交渉は進み、解放までの流れまでかなりいいところまでいったらしい、4月になってシリア政府による化学兵器使用とアメリカによるミサイル攻撃で、状況は一変。解放は棚上げになったみたいだ。
記事の中で印象的だったのは、タイス氏の件について、役人がクシュナー氏とバノン氏に説明した時、バノン氏がまず、なぜシリアに行ったんだという質問を返してきたというくだりだ。
なんだってわざわざシリアなんて行ったんだ?ってニュアンスかどうかはわからないけど、この部分を読んだ時、日本でよく言われる自己責任論という言葉を思い出してしまった。

政府が使うと、責任放棄のように聞こえる自己責任論。

 

2015年にシリアで行方不明になった安田純平さん。当初は、アルカイーダ系の武装勢力に拘束されたという報道だった。
その後去年、「助けてください」と書かれた紙を手にする姿の映像がネット上で公開されたという報道があったけれど、その後はどうなってるんだろう。

報道によると、イスラム国はシリアでもイラクでも追い詰められつつあるという。
シリアでは、反体制派を支援するアメリカとアサド政権を支援するロシア、イランの偶発的な衝突も懸念される状況になってるらしい。ISの撤退が進むほど、狭い地域にあらゆる勢力が集中して、IS後も視野に入れた動きにもなりつつあるみたいだ。

 

日本政府はどれほど安田さんの解放に向けて動いてるんだろう。デリケートな交渉ということなんだろうから、報道されないだけなんだとは思いたいけど。

行方不明になって2年。遠い戦場で助けを待つ2年は、どれ程長く感じられるだろう。