加計学園問題の報道を読んで

愛媛県知事が怒ってるという記事を読んだ。(日本テレビ系(NNN)6/7 22:15配信)

記事によると、前知事は、在任中に宮崎県で起きた口蹄疫の四国への上陸を食い止めようとする中で、四国の獣医師不足を痛感したそうで、現職の頃「一番苦労したのが公務員獣医師の確保』だったという。前知事は『獣医師不足の対策が喫緊の課題だったと訴えた』そうだ。

確かにペット獣医は充分すぎるほどだけど、産業動物獣医や公務員獣医は不足してるということは、ここのとこ散々報道されてる。

毎日新聞の記事によると、獣医師会は2016年10月14日に松野文科相に、「四国に設置しても獣医師不足解決にはつながらない」という資料を提出しているという。日本獣医師会顧問の北村元衆議院議員は、「総数は不足してない、教育修了者への処遇改善等が必要」という見解を示しているという。また北村元議員は、安倍首相の国会での「広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限る、1校に限るという要件は、獣医師会から要請があった」との答弁に対し、「獣医師会として空白地域に限るというお願いをした事実はない」とも語ってるという。
獣医師会の蔵内会長は1月30日付のメールマガジンで、「獣医学部新設決定の撤回、これが不可能ならせめて1校のみとするよう奔走し」新設に関しては「十分な検証もなく、論理性にかけた余りにも早すぎる矛盾だらけの決定」と非難したと同じ記事に載っていた。

記事を読む限り、獣医師会からは1校にしてほしいという要望はあったけど、空白地域にしてほしいという要請はなかったみたいだ。

政府の答弁からは、新規参入獣医と利益を分け合いたくない獣医師会が、獣医学部の新設に長年猛反対してきた、という”印象”を受けた。

けど、この毎日新聞の記事や農水省のペット数の今後の予測からは、飽和状態にあるペット獣医をこれ以上増やしても医療の質が低下(利益も減るかもしれないけど、患者側としては質の低下の方が気になる)するかもしれないし、産業動物獣医は単純に獣医学部を新設しても増加するとも思えないから、獣医学部の新設よりも別の手立てを考えた方がいいんじゃないの、っていう”印象”を受ける。

もともと、自分としてはフィラリアの季節くらいしか獣医さんのことを考えることもないから、”印象”なんて、いろんな説明されれば結構操作されてしまうなあと思うけど、これまでの報道や政府の説明では、獣医学部の新設をすんなり受け入れられるような”印象”は受けないな。