ハイキュー!! 第254話 変人・妖怪・魑魅魍魎 感想

宮侑は苗字じゃなくて名前で認識する人なのかあ。飛雄君だけが特別というわけではなかったみたいだ。
烏養さんによれば、宮たちの速攻は「単なるマイナス・テンポのスパイク」(ただし今の時点では)で、「いつ・どこからでも繰り出せる」のが強みの日向・影山の速攻と同じだというのは早すぎる、とのことだけど、ネットから離れた位置からも速攻を入れてきた。治に「お前キモチワルイわ、、」と言われてたから、いつもよりトスの精度があがってるのかもしれない。影山くんの存在がいい刺激になってるのかなあ。
侑と治の超速攻が、烏野の変人速攻と同じものなのかどうかはさておいて、点数がリードされてるというばかりではなく、烏野サイドは試合の流れで先手を取られてる感じがする。


伊達工との練習試合で、伊達工は日向・影山の変人速攻にむやみに飛びつくことなく、『日向に超速攻を決められても「それはそれ」と割り切ってるところ』がすごいと、月島も、烏養さんも評価してた。リードブロックであらゆる攻撃に最低2枚は揃えてくる。
伊達工のブロックシステムが崩壊するのは、ちょろちょろ日向に対してほんのちょっと余分に意識を向け出すことから始まる。ちょっと余分に日向に意識が向くと、サイドへの意識が甘くなり、サイド攻撃を決められやすくなっていく。それが重なることで、それまで固く揃えてきた徹底したリードブロックは『迷い始める そしてあわよくばしびれを切らしたブロックがゲスブロックしてブロックシステム崩壊』。
烏野は、伊達工のような徹底したブロックシステムを持ってるわけじゃないと思うけど、宮ツインズのマイナステンポの速攻に対してブロックがバタバタしてるように見える。宮ツインズにお株を奪われて、多少なりともカッカしてるような日向は、治を意識しすぎて、ブロック簡単につられちゃってるみたいだし。さすがに影山くんはちゃんとブロック飛んでたけど。
試合は生き物みたいなものだろうから、影山くんじゃないけど、対応されたら対応するって意識はとても大切だと思う。
月島は、眉間にしわ寄せて何か考えていそうだ。ブロックの司令塔として何か対応を練ってるのだといいけど。

影山・日向の変人速攻は、信じることしかできない、と言った日向の言葉がそのベースにある攻撃だと思う。
ボールは必ずここに上がってくると信じること。最初は、それがそんなに難しいことだとは思ってなかったんだけど、それは中々出来ないことらしいということがハイキュー!!を読んでる間にわかってきた気がする。
日向ばりの超速攻をやってるにもかかわらず、治は侑を信頼はしてないと言う。(それにしても侑は、万事にマイペースでいつまでたっても幼児のように治に甘えてるみたいだ)でも、ボールが来ることは知ってる。”信頼”って言葉がよそよそしく感じるほど、セッターとしての侑に絶対の信をおいてるんだろうけど、その根底にはやっぱり双子ならではのつながりがあるのかなあ。


レシーブが乱れた時ほど速攻をねじ込んでくるという読み通り、影山くんは素直に速攻を入れてきた。日向の早い攻撃に3枚ブロックがついたということは、稲荷崎は烏野の攻撃への対処方針をチームの意思として統一して、それを徹底してるってことになるのかな。影山くんの攻撃パターンは研究されてるということなんだろうか。
宮侑の笑顔は、飛雄くんは真面目で素直でエエ子やなあ、って言ってるようで、ちょっとムカつくけど笑える。


宮侑は、「飛雄くん程の精度は無理やけどな〜」と軽く言ってるし、レシーブが乱れた時程速攻をねじ込んでくるのは、超がつく気の強さとそれに見合う高い技術、と認めてる。影山くんの技術を高く評価してるんだろうと思うけど、嫉妬や焦りのようなマイナスの感情は一切ないみたいだ。(嫉妬は必ずしもマイナスの感情ではないかもしれない)。自分の技術とセッターとしての能力に絶対の自信があるんだろうなあ。


変人速攻を真似された後も、3枚ブロックにドシャットされた後も、影山くんはポーカーフェイスを崩さない。一体何を考えてるのやら。圧力を感じてるんだか感じてないんだか。
飛雄の天才っぽいとこは技術よりもバカなところ、と及川さんが言ってたけれど、ポーカーフェイスのままでもいいから、この試合では復活の王様ぶりを発揮してほしいなあ。
宮侑がさらに真似たくなるようなかっこいいプレイも見たいし、宮侑が焦った顔をするほどに、お利口さんじゃない影山くんも見たい。結構ワクワクしてます。