「もういいでしょう、30時間」とは、共謀罪も軽く見られたもんだ

テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案が衆院法務委員会で19日可決された。

「もういいでしょう。これまでもう30時間以上審議してきました。」と言って採決を求めた維新の議員は、足を引っ張る質疑はこれ以上必要ない、と言った。「取り調べの可視化」を入れることで、一般の国民の”行き過ぎた捜査に対する不安”に応えることができるらしい。
修正案は、条文の本則に「「取り調べその他の捜査を行うにあたっては、その適正の確保に十分に配慮しなければならない」と明記。
付則で、「取り調べの録音・録画等に関する制度のあり方について検討を行うに当たっては」「可及的速やかに、当該罪にかかる事件に関する当該制度のあり方について検討を加えるものとする。」と記し、「テロ等準備罪については、取り調べの可視化をできる限り行う」という付帯決議を採択するから、「可視化」が3重に担保されるそうだ。

”十分な配慮”と”可及的速やかな検討”で、完全な取り調べの可視化(ケースバイケースだったり、部分的可視化じゃ余計怖い)が、本当に実現するんだろうか。維新の質問者も、修正案の説明者も、可視化は担保されると自信を持って言い切ってたけど、心の底からそう思ってるんだろうか。

世論調査は、調査する報道機関によって賛成・反対の数字にかなり違いがあるみたいだけど、30時間の議論で、国民の理解が深まったんだろうか。
自分について言えば、よく理解していないと思う。テロの定義も、組織的犯罪集団が何なのかも、結局よくわからなかった。衆院の委員会採決がされた段階だから、まだ過去形にするのは早いけど。