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ここんとこの報道を見て

何日か前の羽鳥さんのモーニングショーで、コメンテーターの玉川さんが、シリアへのミサイル攻撃について、トランプ大統領の感情的な反応によるものだとしたら問題だというような意見を述べたことに、ヘリテージ財団での経験もあるという専門家が、アメリカの意思決定はトランプ大統領一人のそんな感情で決まるようなヤワなものじゃないと、その見解を一蹴した。

イラク戦争大量破壊兵器というフェイクや、イラク兵の蛮行を涙で語る少女のフェイクなどの過去があるにもかかわらず、シリア対アメリカだったら、やっぱりアメリカの言うことの方を(証拠があるというその具体的な証拠はまだ示されてないみたいだけど)信じてしまうのは、この専門家が言うように、アメリカは、独裁者の国ではないし、シビリアンコントロールのある国だし、ホワイトハウスは有能なスタッフで固められてるんだろうし、それこそヤワな意思決定過程じゃないんだろうという信頼が自分の根底にあるからだろうと思う。

そう思うんだけど、トランプ大統領のホワイトハウスも、本当にそうなんだろうかと、一方では少し疑問にも思う。

北朝鮮との緊張が高まっているという報道の中で、いろんな専門家がいろんな見方を出してる。
今この時期に安倍さんが首相で良かった、といつか誰かが言うんだろうなあと思ってたら、今朝の辛坊さんの番組で田崎史郎さんが言っていた。

報道によると、オバマ大統領は、多くの軍事行動の決定に際しホワイトハウスで精査させていたという。それに対し、トランプ大統領は、作戦の意思決定をペンタゴンと現場のアメリカ軍指揮官により任せる方向だという。
オバマ政権下で、その面倒くさい意思決定過程に不満が募っていた軍としては、トランプ大統領のそういう姿勢は大歓迎らしい。
ちょっと前には、トランプ政権では、多くの人事が停滞していて重要なポストにまだ空きが多くあるという報道がされていたけど、今はどうなんだろう。もしまだそんな状態だとして、そんな中で軍の意思決定権限が拡大され、軍としては大歓迎の姿勢で作戦が決められているとしたら。そんなこと知る由も無いけど。
報道によると、ここ数ヶ月、イラクやシリアでは、米軍主導の連合軍の攻撃は激化し、民間人の犠牲も多く出ている。ここ数日で言えば、アフガンでは実戦で初めて「すべての爆弾の母」という異名を持つ爆弾が実戦で初めて使われ、米国単独でシリアにミサイル攻撃を行い、北朝鮮との間では緊張が高まってる。

トランプ大統領が就任してから、まだ3ヶ月経ってない。本人もいう通り、前政権とはえらく違うということは、専門家じゃなくたってわかる。
これがビジネスマン流なんだろうか。フィクションとしてみれば、これほど展開がスピーディで予測もつかない面白いドラマはあまりないと思う。けど、これはリアルな世界の話だ。そのスピーディな意思決定でなされる攻撃の下には、アメリカ国民ではないかもしれないけど、同じ人間がいるんだということを想像すると、チキンレースなんて言葉で説明されるようなやり方はやっぱりおかしいんじゃないかと思う。対北朝鮮ということで見れば、日本も標的になるというから、本当に他人事じゃない。
(とはいえ、北朝鮮タリバンもアルカイーダもシリアも、もとはといえば誰が悪いってことになるんだろうと思うけど。北朝鮮の指導者についていえば、北朝鮮には北朝鮮なりの理屈があるんだろうということまではわかるけど、なんでそういう理屈になるのかは全然理解できない。)
事態は動けばいいってものじゃないと思う。