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ハイキュー!! 第249話 喧騒と静寂 感想

日向、アホの証明の巻かな。

優勝候補との試合本番で、昨日見たばっかり(影山と一緒に練習は経験してたとはいえ)の星海さんのジャンプを試そうとする日向。
打つことを忘れたことには当然激怒の影山くんも、実戦でのチャレンジ自体は戸惑うこともなくごく自然に受け止めてるみたいだ。まあこの二人ならそうなんだろうな。
影山くんとしては、同時にやれるならOKってことみたいだけど、突然スパイカーの飛ぶ高さが変わったら、戸惑ったりしてもおかしくなさそうだけど、そうじゃないのが影山なんだろうなあ。

白鳥沢もそうだったけど、選手個々の能力もチームとしての地力も稲荷崎の方が格段に上なんだと思う。白鳥沢との試合の中で、月島がブロッカーとして目が覚めたような進歩を遂げたように、この試合でも、チームとしては無論の事、選手個々も一段の成長をしなければ勝利は見えないような気がする。おれら相手に実験、と宮治は言ったけど、打つのを忘れるのはともかくとして、冒険を恐れるようじゃきっと勝てないんだろうなぁ。打ち忘れるのはともかくとして。


バレーボールに限ったことではないけど、スポーツの大きな大会で試合を重ねるごとに驚くほど評価が上がっていくチームを見ることがある。大抵大会前は無名のチームだ。というより、大会前にはほとんど無名だからこそ、大物食いの勝利が驚きと新鮮さを持って、実際の力より高い評価になるという側面があるのかもしれない。周りの評価が上がっていくことでチーム自体のテンションも上がり、それがまた大きな勝利を呼び寄せるという好循環になるのかなぁ。この試合に勝てば、烏野も春高の台風の目になるかもしれない。


双子の幽体離脱プレーに視線をやる影山くん。何が気になるんだろう。攻撃力のあるセッターなら及川さんで経験済みだし、治のセットアップの方なのかな。

高校生の大会でも、相手チームのサーブの時に組織的ブーイングするってのが驚き。テニスのように完全な静寂を求めはしないけど(というより幾つものチームが同時進行で試合をする体育館では最初からそれは無理な話なんだろうけど)、こういうブーイングは嫌いだ。しょーもないプレイへの自発的ブーイングはともかく、応援の手順の中に当然のようにブーイングが組み込まれてるというのは、訓練されてようが何だろうが、気色悪い。たかが女子2人の黄色い声に”喧しブタ”とか睨みつける宮侑を見ちゃうと、相手チームへのブーイングは余計にムカつく。旭さんもこんなのにはさっさと慣れて、応援席すらびびるくらいのサービスエースを見せてください。それにしても、ブーイング自体は、中継席もスルーしてるし、烏養さんも、よく訓練されてる、と肯定的反応だし、バレーボールでは高校生の大会くらいでも普通のことなんだろうか。そう言えばオリンピックでも結構ロコツな応援があったような、、、。


サーブの時の”喧しブタ”の掛け声を嫌ったのは、音によって集中が乱されるからって理由だけじゃないような気がする。そもそも自校のブラスバンドが鳴り止んだとしても、体育館自体が静寂に包まれるわけでもないし。
宮侑の頭の中には、自分のコントロールの及ぶ範囲のようなものがイメージされてるのかもしれない。その範囲内で、自分のコントロールが効かないことは許せない。影山に対しては常に余裕の態度を見せてるけど、それはセッターとしての影山の能力が自分の想像の範囲内に収まってるからで、それを超えたら別の顔が現れるような、今のとこそんな印象を受ける。でもまだ試合は始まったばかりだし、高校NO1のプレーも、どういう人間なのかもこれからわかってくることなんだけど。

 

ユースのセッター候補2人の対決するこの試合、実況席からも注目されてるみたいだ。影山くんの技術の高さと時に予測のつかない攻撃に持っていくセンスは、本人も周りもよくわかってることなんだろうけど、この試合では、宮侑どころか影山くん自身が驚くような、自分でも気づかなかったセッターとしての能力が引き出されるといいなあと思う。