シリアへのアメリカのミサイル攻撃の報道を読んで(2)

報道によると、金曜日のアメリカ軍によるシリアの軍用飛行場へのミサイル攻撃は、アサド政権に再び化学兵器を使わせないようにするための一回限りの攻撃だったようだ。アサド退陣を狙う広範な軍事行動というわけではないという。

現地時間の金曜日早朝のアメリカのミサイル攻撃を受けて、7日午前には国連安保理の緊急会合が開かれた。

NHK NEWS WEBの記事によると、アメリカのミサイル攻撃について、イギリス、フランス、日本が支持や理解を表明したのに対し、中国や南米諸国などは攻撃の正統性を疑問視する意見を表明。攻撃に反対・懐疑的な意見も多く聞かれたという。安保理で調査や対応についての議論をしていた最中に突然行われたアメリカの攻撃。国際法との整合性からその正当性への疑問も呈されたという。
専門家の、この攻撃が、化学兵器の使用に対する懲罰の意味だとすればアサド政権への打撃は小さいという指摘も記事にあった。

なんとなく影が薄かった(ような気がする)ティラーソン国務長官にとって、このミサイル攻撃は影から抜け出るチャンスだというような記事もあり、改めてこの攻撃の様々な側面を感じた。この攻撃は、トランプ政権にとって国内政治として大きな意味のあるものなのかもしれない。今朝の辛坊さんの番組で、コメンテーターが、アメリカ大統領は危機をくぐって大統領らしくなる(表現はちゃんと覚えてないけど、意味的にはこんなような内容のことだと思う)というようなことを言っていた。確かにそういう面もあるんだろうなとも思ったけど、違和感が残る。シリアはアメリカにとって遠い戦場というのは当然のことなんだけど、なんだかとてつもなく理不尽なことのようにも感じてしまう。
結局トランプ政権は、シリア問題にこれからどう対処するんだろう。