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アメリカによるシリアへの攻撃の報道を読んで

トランプ大統領はシリアの化学兵器使用に対して、軍事行動オプションの検討もしているという記事を朝読んだと思ったら、数時間後には、アメリカがシリアを攻撃したという記事になっていてびっくりした。

報道によると、アメリカ軍は6日(木)夜、シリアの空軍飛行場に巡航ミサイル59発を発射した。アメリカは、シリア国内でイスラム国の掃討作戦は実施してたけど、アサド政権への攻撃はしなかった。今回のミサイル攻撃がアサド政権への初めての攻撃になるという。
3月30日には米国務長官が、アサド大統領の地位はシリア国民が決めること、と発言、31日には、米大統領報道官がIS打倒が最優先、と発言。オバマ政権のアサド大統領の退陣を求めるという姿勢からの転換だと報道された。
そして4月4日の、シリアの化学兵器空爆サリンとみられる攻撃で苦しむ人たちの映像には、幼い子供の姿もあった。
5日には国連安保理の緊急会合が開かれたけど、化学兵器使用に対する非難決議は、ロシアの激しい反発により6日以降に採決先送り。
そして6日夜、アメリカがシリアに対してミサイル攻撃を実施した。


安倍首相は、アメリカによるこのミサイル攻撃について「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する。これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と表明したと、時事通信7日15:41配信記事に載ってた。日本時間午前9時40分頃の攻撃に対して、首相官邸で15時半過ぎにコメントしたらしい。

7日夕方のブルームバーグ配信の記事によると、アサド政権の後ろ盾になってるロシアは、この空爆に対し、主権国家への侵略と非難し、シリア上空空域でのロシアと米国のホットラインによる、軍用機の偶発的衝突を避ける合意を停止すると発表。


アメリカの攻撃はどの程度の規模になるんだろう。
アサド政権を倒すことがゴールになるんだろうか。ロイター通信によると、一回きりの攻撃だというけど。
アサド政権を倒すことがゴールだとしたら、その後の展開はどうなるんだろう。
力の空白はイスラム過激派にうまいこと利用され混沌状態がさらに悪化するという。フセインイラクを攻撃した時、勝利宣言が出たのは早かったけど、今もイスラム国との戦いが続いてる。


今回の攻撃は、2013年のシリアの化学兵器使用時のオバマ政権の対応との違いを強調することにもなり、イランや北朝鮮など敵対する国への、トランプ大統領はやるときはやる、それも迅速にっていう態度を示すことにもなるという。北朝鮮へのメッセージとして、今回の迅速な攻撃は、日本に良い方向に働くんだろうか。北朝鮮が態度をより硬化してしまうということはないんだろうか。もう硬化しきってるのだから、今更硬化も何もない、ってことなのかもしれないけど。

石橋を叩いた挙句渡らないってのもどうなのかと思わないでもないけど、あまりに迅速な軍事攻撃の決断を見せられると、ただ単純に怖いと思う。