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人の急所を突く、ってほんと単純に怖い

報道によると、新しい学習指導要領で中学校の保健体育の武道に「銃剣道」という競技が加わることになったという。
銃剣道なんて初めて聞いたけど、夕方のニュースでその説明を聞いて、なんで中学で銃剣道?って思った。

銃剣道とは、日本銃剣道連盟のサイトによると、『明治初期、フランスから伝来した西洋式銃剣術を取り入れ、研究がなされたもの』で、その後日本古来のやり術、剣道などの理論などを合わせて研究、銃の変遷に伴って展開。昭和16年、銃剣道と改められた。当時は、普及対策のため『一応競技会が実施されていたものの、それにもまして戦闘のための訓練に重点が置かれていた。』
戦後は、昭和31年、全日本銃剣道連盟結成。『現代の武道として、戦前の戦技的内容を完全に払拭して、しかも古来伝統武道の真髄を継承しつつ、まったく新しい大目標に向かって競技会を主体として近代的スポーツとして再出発したものである。』

試合は、10メートル四方の正方形のコートでおこうなう。制限時間内に2本先取したほうが勝つ。
「上胴」、「下胴」、「のど」、「小手」、「肩」を正しい姿勢で突いた時1本となる。
胴、肩、小手とあるけど、上胴は「左腕の上から左胸をついた場合」下胴は「左腕の下から左胸をついた場合」小手は、「相手が左胸を左腕で隠した時に小手をついた場合」肩は「相手が体勢を崩した場合に相手の左胸に向かって垂直に左肩をついた場合」だ。「のど」は、文字通り喉をついた場合。
要は、左胸とのどを狙ってつく、ってことらしい。


ぱっと見は剣道みたいだ。防具も胴着も似てるし面もつけて、長い棒持ってるし。ただ、剣道の竹刀は竹だからしなるけど、銃剣道で使うのは木銃で、木だからしならないので、打撃エネルギーが全然違う、という経験者の声もネットで見かけた。

文部科学省によると、当初は銃剣道を実施している中学校が1校しかなかったため、学習指導要領の改定版には明記していなかったということです。しかし改定案についての意見を募ったところ、「国体の種目にもなっていて入れるべきだ」という要望が数多く寄せられたことから、最終的に銃剣道を加えたと説明しています。』(NHK NEWS WEB)

戦後は近代スポーツとして再出発ってあるけど、たかだか70年じゃあ、ちょっとまだ生々しすぎる気がする。
「心身の鍛錬と礼節を学ぶことが目的」と連盟は言ってるみたいだけど。
左胸とのど。今日知ったばかりで、実際の競技をネットでちょっと見ただけだから、素朴な印象しか言えないけど、人の急所をつく武術ってだけで、単純に怖い。