悪魔の証明の因果応報?

昨日の参院決算委員会で、100万円の寄付に関する質問に対し、安倍総理は、「『ない』ということは証明のしようがないのは常識で、『悪魔の証明』と言われている」と答えてた。

悪魔の証明とは、元は古代ローマ法において所有権帰属の証明の困難さを比喩的に表した言葉だそうで、『現代においては、権利関係や消極的事実の証明に関する法的表現であるが、転じて一般に、証明が極めて難しいこと全般に対して用いられている』中でも『「事実の不存在の立証が求められること』を悪魔の証明と呼ぶことが多くなって』いるのだという。(『 』内は知恵蔵miniより)

去年、甘利元大臣の献金問題が騒がれたころ、2月の国会の質疑で、安倍総理は「ないことをないと証明するのは悪魔の証明なんです」と言った。この時は、甘利元大臣が献金を受け取ってないことの証明についての発言だったと思う、多分。

2003年のイラク戦争開戦の時、英米イラク大量破壊兵器があるという主張を日本が鵜呑みにした件で、安倍総理は、”累次にわたる国連決議に違反したのはイラクで、大量破壊兵器がないということを証明できるチャンスがあったにも関わらず、証明しなかったのはイラクだった”という主張を繰り返した。

1年ほどの間に2度も悪魔の証明を迫られた安倍総理はお気の毒、というべきなのか、巡り巡って我が身に返ってきただけなのか。

 

今日の報道によると、森友問題が騒がれても内閣支持率はそれほど下がらなかったから、政権はこのままこの問題をフェードアウトさせてく方向で収束を図ろうとしてるらしい。
100万円はともかくとして、9億が1億になったそもそもの問題は、フェードアウトさせて欲しくない。

 

でも、100万円より何より、この問題が騒がれ始めて、自分が一番驚いたのは、土地取引の交渉過程の資料が廃棄されていたことと、廃棄は内規に従っただけで何の問題もないというお役人に、それ以上突っ込まない(のか、突っ込めないのかわからないけど)国会の質疑の状況だ。100万円の真実より、そっちの方をもっと突っ込んでやって欲しいと思う。