シリアの空爆の記事を読んで

報道によると、21日火曜日、シリアのラッカ県の農村地域で、アメリカ主導連合による空爆により、少なくても30人の民間人が犠牲になったという。市民が避難所にしていた学校に命中したみたいだ。
先週は、アレッポ西部の村でアメリカの戦闘機による攻撃で、49人が犠牲になったという。住民によると、モスクにあたったらしい。

NYタイムズの記事に、アメリカ軍が攻撃を向けるのに、前より注意深さや選定の慎重さに欠けるようになってきたのではないかという懸念が上がってる、というようなことが書いてあった。
とても慎重な印象のあるオバマ大統領の政権下の空爆でも、民間人が多数犠牲になってる。
記事には、トランプ大統領は、選挙中、対イスラム国や過激主義グループへの攻撃で、民間人を守るためにある制限を緩めると繰り返し発言したともあった。

そういえば、共和党の大統領候補を決める予備選の討論会で、対イスラム国の戦略について、トランプ大統領は(当時はまだ候補者の1人だったけど)、IS要員の家族も標的にすべきだと主張して、ブッシュ元フロリダ州知事に、「その考えはまともじゃない。彼はテレビ番組から外交政策を思いつく」と反論された、という報道をよんでびっくりした覚えがある。(その時トランプ発言以上にびっくりしたのは、テッド・クルーズ議員の「絨毯爆撃をすべき」っていう発言だったけど)

慎重な大統領だろうがそうでなかろうが、戦争に市民の犠牲はつきもの、ってことなんだろうか。
それでも、民間人の保護を優先的に考える大統領のもとでの空爆の方が、まだいいってことなんだろうか。
アメリカ大統領は軍の最高司令官だということの意味をこれまで考えたことなどなかったから、トランプ大統領の選挙中の発言が、シリアの空爆の記事に出てきたことに驚いたし、少しばかり恐怖も感じた。

アレッポが陥落して、反政府派と政権側の戦いも終結へ向かってるのかなあとなんとなく思ってたけど、反政府派と政権の戦いが終わったとしても、イスラム国との対テロ戦争はどうなるんだろう。