捨てられたはずの南スーダンの自衛隊の日誌の記事を見て

南スーダン陸自日報』『「ジュバで戦闘」明記』『「廃棄」一転開示 PKO停止危惧』8日付東京新聞朝刊の一面は、防衛省が廃棄したと説明していた陸上自衛隊南スーダンPKOの日報が7日開示されたという記事だった。最終面には、その日報が掲載されてた。半分くらい黒塗りだったけど、「砲迫含む銃撃戦」
「激しい銃撃戦」「TK射撃含む激しい銃撃」(TK射撃は戦車による砲撃を意味するそうだ)など、激しい戦闘が起きていたんだろうと思える表現が並んでた。


防衛省報道官は、『日報に記された「戦闘」について「一般的な意味で用いた。政府として法的な意味の戦闘が行われたとは認識していない」と説明した。』『昨年7月の衝突をめぐっては、稲田朋美防衛相が同年秋の臨時国会で「国際的な武力紛争の一環として行われる人の殺傷や物の破壊である法的意味の戦闘行為は発生していない」と強調。』(東京新聞2月8日)

今日の衆院予算委員会でも、この日報に記載のある「戦闘」について取り上げられ、稲田防衛相は『「法的な意味での戦闘行為ではない。武力衝突だ」と説明した』(毎日新聞ニュース)という。
そういえば去年、南スーダンPKOに派遣されてる自衛隊の「駆けつけ警護」についての国会論議の時にも、散々7月のジュバでの「出来事」が、戦闘なのか衝突なのかやりあってたのを見て、不謹慎ながら「事件は現場で起きている」って青島さんのことを思い出してた、ように思う。

防衛相は去年も今年も同じことを言ってる。7月にジュバで、武器を使って人を殺傷したり物を壊したりする行為はあったけど、それは衝突であり、辞書的な意味では、戦闘かも?
辞書的には戦闘だけど、法的には戦闘行為ではない。なぜなら、武器を使って人を殺傷したり物を破壊したりする行為はあったけど、国家または国家に準ずる組織の間に起きたものではない。つまり国際的な武力紛争の一貫として行われたわけではないから、それは法的意味の戦闘行為ではない。ということみたいなんだけど、南スーダンから自衛隊を撤退させたくないから、戦闘行為は存在してはならないのですよ、と言われる方がまだしもスッキリするような気がしてしまうほど、法的な戦闘行為と辞書的な戦闘の論議は聞いててイラっとする。