ハイキュー!! 第240話 洗礼 感想

先週号では終盤に、ピンチサーバー姫川の天井サーブを、ライトに目がくらんだ(?)大地さんがとり損なって、15・15の同点に並ばれた烏野。

今回のお話は、天井サーブ中心でした。
15・14  第2セット、烏野が中盤までリード。烏野15、椿原14のスコアで、ピンチサーバー姫川投入
15・15  姫川サーブを大地さんがオーバーで受け損ない、椿原が烏野に並んだ
烏野1回目のタイムアウト
15・16  姫川サーブを大地・旭がお見合いして両者とも取り損ない、椿原逆転
15・17  姫川サーブは旭さんが拾うも決められず、逆に相手レフトに強打で決められ、椿原に追加点を献上
烏野2回目のタイムアウト
16・17  姫川サーブを西谷さんが完璧なレセプション 旭さんがバックアタックを決め、ようやく天井サーブを切った

天井サーブが廃れていったのは、ルール改正により、ファーストコンタクトでドリブルをとられなくなり、オーバーを使いやすくなったこと、リベロ制が導入されて、滞空時間の長い天井サーブはすべてリベロに拾われてしまうということが主な要因らしい。
天井近くからかなりの落下スピードで落ちてくるから意外に恐いと解説者は言ってたけど。
それにしても、西谷さんがこんなに苦もなく拾えるのなら、1回目のタイムアウト時に天井サーブは西谷さんに任せるっていうことにはできなかったのかな。落ちるスピードは早いのかもしれないけど、ボールがサーバーの手から離れてレシーバーに届くまで、時間は十分あると思うんだけど。3連続失点は悲しい。

レシーブ職人と言われるリベロはレシーブの専門職で、オリンピックや春高の中継なんかを見ていても、それはどのチームも当然同じことなんだけど、その中でも、ただ拾って繋ぐというだけでなく、チームを支える土台の留め金みたいな存在感を素人でも感じるようなリベロが時々いた、ように思う。具体的にこのリベロのこの行動がそう思わせたと、言えないのが素人の悲しいとこなんだけど。なんとなくそう感じたとしか言いようがない。ハイキュー!!リベロでいうと、東京予選で(途中負傷退場はしたけれど)見た音駒の夜久さんが、そのイメージに重なるかなあ。


3連続失点の烏野は、相手に完全に流れを持ってかれたと見られてる。2回目のタイムアウト、椿原は士気が上がってるのがよくわかる。烏野も焦り出してる、と椿原は言うけど、その烏野のタイムアウト時の様子が描かれないから、どの程度焦ってる(少なくてもそのように見える)のか、よくわからない。先輩方を静かに脅してるようにさえ見える影山くんと、当の先輩方2人の表情を見る限り、流れを持ってかれて焦ってるようには見えないけど。
椿原にとっては、逆に、流れがきたということで、この流れのままにおしきりたい。最初にコートに立った時のビビりまくりから表情が一変した姫川くんも、4本目を構える時には、確かに”流れ”を感じていたようだ。いいレシーブもしたばかりだし、彼自身流れに乗ってきた、っていう感じだったんだろうと思う。
で、顔を上げたら、ネットの向こうには、サーブを待ち構える烏野の3人の姿が見えた。
流れを持ってかれて焦ってる顔ではない。ただ目の前の一本に集中してる顔。
姫川くんは、サーブ4本目にして相手を見る余裕ができたのかな。敵を追い込んでるものと思ってたら、追い込むどころか逆に敵は自分を眈々と狙ってるようだ。県予選は接戦をギリギリで制してきた烏野だから、まだまだ焦りを感じるような場面ではないんだろう。

影山くんは、自分の要求をちゃんと伝えることができるようになったみたいで、これは単純に嬉しい。コート上で広い視野を持ってそうな影山くんなんだから、試合の流れの中でも、気づいたことをどんどん声かけしていけるようになるといいなあ、と思う。
影山くんの端的な指示は、決して脅しではないんだけど(多分)、上げられるはずのものをあげられなかった先輩方にとっては脅しとしか思えないのかも。影山くんのこの要求は、ハードルが低いように思えるけど、バレーボールを実際にプレイする人にとってはどうなんだろう。直前に旭さんがあげたのは短い上にアンダーでカバーするしかないような低いボールだったし、少なくてもオーバーでトスを出せるくらいの高さのあるボールを短くても返してくれればなんとかできるんだからさあ!って感じに思えて、確かに頼もしいセッターではある。


今週の謎は、旭・大地がお見合いしたシーンの後の、眉間にしわを寄せて烏野の方を見る研磨の表情。(このコマを見る限りでは、烏野を見てる、とはいいきれないんだけど。もしかしたら、全然別の何かを見て顰め面になったのかもしれない。)研磨は何でこんな顔してんだろう。

 

椿原はこのセットとって第3セットにつなげたいところなんだろうけど、烏野ファンとしては、もう第2セットで決めちゃってください、と願ってます。