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ハイキュー!! 第239話 味方 感想

烏野のセットポイントで椿原のピンチサーバーに起用された1年生。どんなサーブを打つのかと思ってたら、天井サーブでした。

天井サーブ。日本バレーボール史に残る名セッター猫田選手が生み出した、あの天井サーブ。名前だけは知ってるけど、「あの」っていうほど良くは知らなかったので、検索してみた。

アンダーハンドで下から上へ高く打ち上げるサーブで、文字どおり下手したら天井についてしまうような山なりのサーブ。落下時間が長く加速度がついて球すじに思わぬ変化を生むそうです。レシーバーのリズムを崩す、天井のライトが目くらましになる、めったにないというか普通の体育館では練習もそんなにできないから相手も慣れてない、などの理由で意外にやっかいなサーブになることもあるそうです。ただ、ファーストコンタクトでダブルコンタクト・ホールディングを取らないようにルールが改正されてから、オーバーハンドで処理しやすくなり、現在はめったに見ることができないサーブになってるみたい。
滞空時間が長いため、必ずリベロに取られてしまうとか、オーバーで処理されるとか、逆に相手のチャンスボールになりかねないというから、相手と試合の流れを選ぶサーブなのかもしれない。あと場所も。

椿原の監督は、烏野がこの天井に慣れてないということも織り込んで、流れによっては姫川の天井サーブを使うことも選択肢にしてたみたいだ。ここまでは別の決まったピンチサーバーを使ってたみたいだし。

去年の初出場の一回戦負けは、この監督にとっても悔いの残る試合だったんだろうなあと思う。3年間共に頑張ってやってきたけど、3年にとっては最後の戦いで、監督自身にとってはまだ次の機会がある。自分の力不足に情けない思いもしたのかもしれない。今烏野が苦労してる天井の高さにも、同じように1年前は戸惑ったのかもしれない。そして天井サーブはそんな経験から春高対策として考えて練ってきた選択肢の一つなのかもしれない。
烏野にとっての敵は、椿原にとっては味方だ。でも多分、この一年、味方にするために努力をしてきた結果の味方なんだろうと思う。

セットポイントでの姫川くんの1本は、4番寺泊の後頭部直撃。越後の笑いと、チームメイトの反応に姫川くんは救われたけど、ここでこれくらいの会話がないと、ギャラリーの二人が言うように第2セットも烏野ペースで持ってかれてしまうんだろうなあと思う。思い返せば、日向が影山の後頭部に直撃した時も、田中さんと月島が笑ってた。ちょっとニュアンスの違う笑いだった気もするけど。経験ないからわからないけど、緊張の中でバチんと一発やらかされたら、案外本当に笑ってしまうのかもしれない。
第2セット、エースの1本が決まった次の、流れをとりたいところでもう一度姫川くん。狙い通り、ライトに目がくらんだ大地さんがオーバーハンドで受け損ねてしまった。
これで15・15。ここはレシーブ職人のリベロに任せればいいところなのかもしれないけど、西谷さん自身まだコートの感覚が掴みきれてないみたいだし、そもそも苦手なオーバーハンドが克服できたのか、練習ではまだはっきり見せてもらってないし、若干不安は残るけど、次週に期待ですね。

それにしても、菅原さんが若干テンション高めなのはわかったけど、セット間やタイムアウト時の、烏野サイドの他のメンバーのチームメイトとしての会話をもうちょっと見たいなあ。椿原の控えがサーブのことを念押ししてたように、烏野も外から見てるメンバーが気づくこともあるだろうし。
こちらも勝手に次週に期待しよう。