オバマ大統領の最後の会見の報道を見て

トランプさんの就任式まであと28時間だと、NHKの9時のニュースで言っていた。オバマ大統領の最後の記者会見もちらっと放送された。もうすぐ大統領を退くオバマさんだけど、イスラム国との戦いで、シリアのクルド兵への武器供与の決断を下すか、トランプ新政権に任せるかの問題に直面してるという記事を読んだ。
イスラム国の最重要拠点ラッカ奪還の戦いは、イラクでの作戦と違って、正規の政府軍と共に進めるのではなく、ローカルな武装勢力をまとめ上げて戦う形をとるのが通常とは異なる点だという。そんな中、シリアのクルド人兵士は相当重要な戦力であるらしい。
トラップやら塹壕やら自爆攻撃やらで要塞化してるラッカの市街戦ともなれば、シリアのクルド人兵士は不可欠な戦力。やり手の兵士に強力な武器を渡せばさらなる戦力アップになるんだろうけど、厄介なのが自国のクルド人問題を抱えるトルコとの関係、だという。

退任間際のこの段階でまだ決断がされてないということ自体、トルコとクルドとテロとの戦い(この場合は対イスラム国)の関係の複雑さを示してる、というような事が記事に書いてあった。オバマ大統領が決断すれば、ラッカ奪還への道筋をかなりつけた形になるけど、そうはしそうもないらしい。

先月のシリア政権によるアレッポ制圧後、ロシアとトルコの仲介で反政府勢力と停戦に入ったシリア。NHKニュースウェブに、シリアのアサド政権と反政府勢力の和平協議に向けて調整を続けるロシアとトルコが、その和平協議にアメリカを招くことを決定した、という1月15日付の記事があった。今月下旬にカザフスタンで開催する方向だというから、招待されるのはトランプ新政権。ロシアとの関係に前向きなトランプ次期大統領に期待大、ということみたいだ。
記事によると、オバマ政権がトルコが敵視するクルド人勢力を支援することでアメリカとの関係がギクシャクしてるトルコ政府も、トランプ新政権との協力に期待を示してるという。

トランプさんが大統領に就任したら、オバマ大統領の時には複雑に見えていたことがサクッと進んだりすることもあるのかな。