1月20日のアメリカ大統領の就任式の報道を見て

アメリカ大統領の就任式が近づいてきて、ここのとこテレビのワイドショーでも就任式関連の情報などをよく目にする。トランプ次期大統領は就任式前のご祝儀期待値が高いはずのこの時期の支持率としては近年稀に見る低さ(17日発表のCNNの調査で40%)だというけど、今までの常識じゃ測りきれない感じがするトランプさんのことだから、特別問題になるようなことじゃないのかもしれない。


大統領選投票日の前だったと思うけど、NHKで分断されたアメリカというようなテーマの番組を見たことがある。その中で、トランプ候補に今の状態を変化させてくれることに希望をつないでる、という中高年の男性が出てきた。長年勤めてた鐵工所が安い輸入品のために潰れ失業中だと言っていた。
男性の家も映ったのだけど、落ち着いたソファのある、よく映画やドラマで見るような地方の居心地の良さそうな中流の家、という感じだったと思う。
毎日真面目に働いて、人並みに暮らしていけるだけのものを稼いでいたのに、それが失われてしまった。それを取り戻したいだけだ。その人がインタビューで言ってたことを、正確には覚えてないけど、内容としては、だいたいこんな感じのことを言ってたと思う。


年が明けてから、アマゾン・ドット・コムがトランプ次期大統領との関係改善のため(と言われてる)2018年半ばまでに、国内で10万人の雇用を創出すると発表したり、フォードがメキシコの新工場建設計画を中止してミシガン州の工場で700人を新たに採用するという報道もあった。

トランプ次期大統領は、11日の記者会見で「雇用創出のために努力を惜しまない。最も多くの雇用を創出する大統領になる」といった。
トランプさんが雇用雇用と繰り返すから、オバマさんの8年間でそんなにアメリカの雇用は悪くなったのかと失業率を見てみたら、2009年就任時の7.8%から、直近の4.7%(最悪は2010年に10%まで上がってた)まで、2期目以降は順調に下がってる。失業率だけで語ることはできないとは思うけど。「最も多くの雇用を創出する」という言葉から想像したほど、オバマさんの時代に雇用が酷いことになってたわけではなかったみたいだ。


自信満々のトランプさんは、もしかしたら「最も多くの雇用を創出する大統領」になるのかもしれないけど、NHKの番組に出てた男性の夢みるような生活を取り戻すことはできないと思う。