「NARUTO」72巻を読んで(1)

年末から読み始めて「NARUTO」全72巻、読み終えた。約1ヶ月、暇な時間をほぼすべてつぎ込んでしまった。

72巻ある作品のラストは、主人公ナルトと、もう1人の主人公と言っても過言ではないだろうサスケの戦い。
戦いの前半は、人外の戦いの様相だったけど、後半はもうひたすら殴り合いになった。殴り合いをよかったというのはおかしいかもしれないけど、やっぱりよかったって思う。
この世から闇と憎しみが消えることはないのなら、力を持った己一人で闇を引き受け忍びの世界の平和を維持するというのが、自らを犠牲にして里の平和を影から支えたイタチの生き様からサスケが導き出した答え。憎しみを一身に受けるためには全ての繋がりを絶たなければならない。そのためには、サスケにとって最後に残るナルトという繋がりを断ち切らなければならない。
サスケくんは最後まで純粋なこどもなんですね。危なっかしいなあと思うけど、そこが魅力だからしようがない。革命のための戦いだというけれど、イタチのための戦いのように見えてしまった。
それでも後半、生身の殴り合いになるにつれ、自分のための戦いになっていくように思えたから、本当に良かったと思う。結局、男の子って拳と拳のぶつかり合いにならないとダメなのか?ナルトの腫れ上がった瞼を見てたら、ジョーと力石を思い出してしまった(こちらもリアルタイムで読んでたわけではありません)。
ウスラトンカチ、って言った顔は、子供の頃に戻ったようでもあるけれど、もう子供じゃないんだなあと思うと、たった1ヶ月の付き合いだけどなんだか感慨深い。

情が深い故に憎しみに捕まってしまったサスケが、憎しみから解放されたら、彼の情はどう変化していくんだろう。