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NARUTO うちは一族皆殺し事件について(1)

ナルトを読み始めて1ヶ月、残すとこあと3巻まで来た。あと3巻かあと思うと、なんとなくもったいなくて、なかなか本屋さんに行けない。

うちはの一族皆殺し事件は、イタチの死後、トビ(この時はサスケに対し、うちはマダラだと名乗ってたけど)の口から語られた真相、穢土転生したイタチの記憶、サスケ自身の断片的な記憶、と見てきたんだけど、ほかに解決法はなかったんだろうかというモヤモヤ感がどうしても残る。

木ノ葉の里の草創期から、里の中で特殊のポジションに置かれてきたうちは一族。ナルトとサスケが生まれた年の九尾襲撃事件以降、上層部からより一層警戒の目で見られることになったうちは。表面上は、能力の高いエリート一族としての職務を与えられ厚遇されてるようで、実際は里の片隅に追いやられその動向を常に監視されてる。九尾襲撃をうちはの仕業だと疑う上層部からすれば当然の対応ということになるんだろうけど、うちはからすれば、表面上は厚遇され、エリート一族という扱いを受けてる分、上層部と里に対する複雑な恨みと不満、一族の行く末に対する絶望感が鬱積していったんだろう。
最終的にうちははクーデターを計画し、3代目が望んだ穏健な解決は失敗、一族抹殺という結果となってしまった。

クーデターの計画が里の上層部にばれた時点で、遅かれ早かれうちはは一族滅亡への道をたどることになったんだろうと思うけど、そこに至る道は一本ではなかったはずだ。

クーデターが決行されれば、戦いの果ての滅亡。これだと、うちはだけでなく里、下手すれば他里も巻き込んでの戦いになるから、絶対避けたい。
となると、クーデター決行前にうちはを潰すしかない。将来の禍根を残さないためには、1人も残さず、うちはを滅ぼす。
里には暗殺専門部署もあったんだし、そこも使ってやれば造作なかっただろうに、ダンゾウは、イタチに取引を持ちかけた。

里が、里の機関を使ってうちは抹殺をはかれば、うちはによるクーデターの企てが里はもとより他里にも知られてしまう。里内部の強固な統一が、他里による攻撃の抑止にもなるんだろうから、内部のクーデターの企ては公にはしたくない。そのためには、上層部にとって、イタチは願っても無い存在だったんだろうなあ。
一族という枠を超えて、里の平和を第一に考える、同時に家族、とりわけ弟への愛情が深いイタチ。取引を持ちかけるのはわけないことだったんだろう。

そもそもうちはがクーデターなんて企てるのが悪い、ってことになるんだろうけど、忍びの里の情報機関のトップであるダンゾウが、九尾襲撃事件の後のうちはの処遇について、うちはを追い詰めるかもしれない可能性をまるで考えなかったとは思えない。むしろ、うちは一族の抹消という目的が、九尾事件後、早いうちからあり、事件後数年をかけて、うちはを追い詰めていったと考える方が、しっくりくるような気がする。シスイが幻術でクーデターを止めようとした時、ダンゾウは、シスイの目を奪い阻止したというし。目が欲しかったっていうのが一番なのかもしれないけど。

イタチは何もかも呑みこんで、任務を遂行した。イタチに、「犠牲」という思いは少しでもあったんだろうか。