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水責め、拷問、トランプさん、の記事を読んで

去年3月にベルギーでテロが起きた時に、トランプさんはテロ容疑者の尋問について「法が拡大されれば水責め以上のことをやるつもりだ」と述べたという。こんな発言は、それだけでこの人の大統領候補としての資質を否定するに十分だと個人的には思った。けど、waterboardingという拷問ですら、アメリカはもともと身体を損傷しないから拷問ではなく、強度の尋問と主張してジュネーブ条約違反じゃないと主張してたみたいだから、それを復活するなんて発言は、トランプ支持者にとっては大したことじゃなかったんだろう。

大統領選の間のトランプ次期大統領は拷問を復活させると言っていたけれど、新政権の国防長官に指名したマティス退役大将は、拷問は真の情報を得るのに有効な手段ではないから反対という考えの持ち主だそうで、彼の、拷問より1箱のタバコ、という信念に、トランプ次期大統領は拷問に対するスタンスを考え直すかもしれない兆しを見せてるというような記事を前に読んだ覚えがある。でも、アメリカ国民の考えに従うとも言ってるみたいだから、拷問の復活を完全に放棄したというわけでもないらしい。

イラク戦争の時の、アルグレイブ刑務所での虐待されたイラク人捕虜の裸の写真は、衝撃的だった。全くの傍観者(日本の役割ということを考えたら、”全くの”なんて言えないのかもしれないけど)にさえ強烈な印象を残したのだから、当のイラクの人たちにとったら、どれほどの出来事だったろう。
イスラム国による人質殺害のビデオ映像で、彼らが着せられていたオレンジ色のジャンプスーツは、グアンタナモ刑務所の囚人服を模したものだと言われた。
やられた側は忘れないのだというのはその通りなんだろうと思う。
真の情報を得るのに役に立たないばかりか、復讐の口実になってきたんだと思うんだけど。

今日読んだNYタイムズの記事によると、トランプさんの拷問に関する発言は、国際的に悪影響を及ぼしかねないのだという。
トランプ次期大統領の発言は、過去に国として行ってきた拷問や殺人などの残虐行為をようやく振り返り検証しようという世界各地で出てきてる動きに、水を差しかねないという懸念の声が、実際の現場から出てるらしい。
アメリカの影響力は、抜群に大きいらしい。うちに調査に来るって言うなら、アメリカはどうなんだ?っていう感じの理屈をつけられるかも、ってことみたいだ。
アメリカが拷問を支持するなんてことになったら、現に今も拷問を手段として普通に使ってる国は、エールをもらってるようなもの、らしい。
喜ぶ人もいるってことなのかもしれない。理解できないけど。