今年の振り返り ”NARUTO”に出会えたのはいい出来事の一つだった

少年ジャンプのサイトでやってる『12月31日までナルト100話無料』で読みはじめて、53巻まで読み終えた。
タイトルが『ナルト」っていうくらいだから、主人公はナルトなんだろうけど、サスケとイタチの兄弟の物語がなかったら、きっとここまで読み続けられなかったろうな、と思う。

サスケは、皆殺しにされた一族のただ一人の生き残りという設定がとにかく重い。おまけに皆殺しをしたその犯人が慕っていた兄なんだから、残されたサスケの孤独感はただの孤独とはわけが違う。と思うんだけど、ひとりぼっちはお前だけじゃない、って感じの扱いをされてる感じが時々して、若干違和感を感じることもあった。

43巻で、マダラに明かされるそのイタチの真実は、衝撃的だった。イタチという人物については、それまでサスケの復讐の対象という存在としてしか見てなかった。けど、43巻を読んでからは、うちはイタチという一人の、サスケの付属物ではない、独立した存在になった。イタチに対する見方のみならず、それこそ今まで読んできた物語まで、根底からひっくり返されたような衝撃だった。
この真実を知ったら(どこまでが事実なのかこれまで読んできた限りでは、確信が持てないんだけど)、サスケが木ノ葉への復讐を決意するのは、もう避けられない道だったなあと思う。

10歳にならない頃に、父母のみならず一族皆殺しにされて、犯人である兄からは呪文のように「俺を憎んで復讐のために生きのびろ」と暗示にかけられ(サスケの幼さと事件の重さからすれば、暗示と言ってもいいんじゃないかと思います)5年以上(時間の流れについては、今のところそこまで読み込んでないので適当です)兄への復讐でいっぱいだったサスケ。そのためには大蛇丸に自分の体などくれてやる、とまで言い切ったサスケ。それほどの思いで臨んだ復讐を終えた途端、世界がひっくり返るような真実を突きつけられてしまう。
まだ16歳、子供ですよ。
よく心が壊れなかったなと思う。その後のサスケを見ると、もしかしたら心の一部を冷凍保存してしまったんじゃないかと思うこともあるけど。
みな殺しのあの夜から、サスケにとって復讐することが生きることで、それは言い換えれば復讐しか知らないということなんだと思う。サスケにとっては、愛と復讐が同じものなのかもしれない。

それにしても、木ノ葉は、いくら話し合いが失敗したからといって、うちは皆殺ししか手はなかったのか?というのがすごく疑問だ。それもイタチ一人に押し付ける形で。
八尾を捕獲する頃とダンゾウを殺す頃のサスケの変化は何が原因なのかも気になる。

 

72巻で完結だというから、あと約20巻。普通なら、あと20巻もある、って感じなんだけど、ナルトに関しては、もう20巻もない、って感じがする。一気に読まないように少しづつ本屋さんに行ってるんだけど。