ハイキュー!! 第235話 解放 感想

武田先生は、世界が見つけるとかいうし、ギャラリーの女の子にはかっこいいとか言われるし、中継席からはリーサル・ウェポンって叫ばれるし。なんか試合で影山がこんな風に注目されることって今までなかったから(多分)、読者としてはちょっと戸惑ってしまう。影山がやってる事自体は今までと変わらないから、余計に落ち着かない感じがする。OBでもない、相手校のベンチでもない、先輩でもない、全くの第3者による解説は今までにない事だから、同じ事してても視点が変わって、違和感を感じるほどに新鮮。

日向の速攻に続いて、影山くんのツーアタック。いつものツーより動きに勢いがあって、叩き込むって感じがしたけど、「止めてやろうぜ」のすぐ後のにこれやられたら、ホントむかつくだろうなあ。
メンバーもみんな笑顔になったし、リズムを変えるワンプレイになったかもしれない。
オリンピックの試合を見ていて、バレーボールは流れが大事なスポーツだと、前にハイキュー!!で誰かが言ってたのが少しだけわかった気がした。その後の試合のリズムを変える1本と、ただ1点を取るだけの1本と、同じスパイカーの同じ位置からの同じコースへの同じ1本でも、まるで異なる意味を持つプレイってのがあるんだなあ、と観ていて感じたことがあった。
同じプレイでも、使い所によって、自分たちのリズムを作ったり、相手のリズムを乱したりっていうのができるんだろうと思う。試合の中で、そういうプレイをどれだけできるかが、そのプレイヤーのセンスというやつなのかな、と思ったりもする。上手く表現できないんだけど。

ジャンプサーブをしてそのまま日向にセットアップするまで、本当に流れるような動き。マートは影山の体勢が整わないって思ってるし、田中さんはボールに向かってる。体験者じゃないからこういうのはよくわからないんだけど、普通なら田中さんがトスを上げるような場面なのかな?
白鳥沢戦第5セット、影山が復活してすぐのサーブを打った後、相手のレセプションからそのまま返ってきたボールをファーストタッチでセットした場面があった。あの時もきっと、こんな風に流れるような動作だったんだろうなあ。
バレーボールに限ったことではないけど、どんなスポーツでも、すごいプレーをスロー再生とかで見ると、本当に見とれちゃうようなう美しい動きだったりすることがある。美しさを競う競技ではないんだけど、アスリートって美しいなあ、とそういう時はしみじみ思う。
世界が見つけるかどうかはわからないけど、影山くんのプレイはファインダーを覗く人の視線は独り占めしてしまうような動きなのかもしれない。
それにしても、ジャンプサーブ打って、セットアップするまでのそれこそ一瞬の間に、相手ブロックの位置を確認して、日向の動きを捉えて、ドンピシャの精密トスを上げる。一体どこまで見えてんだろう。

前回まではアンドロイドのような表情のない影山くんだったけど、今回は、日向とやりあう場面があってよかった。未体験のコートの大きさに適応するまでの集中が、あの無表情に繋がってたのかも。
日向以外にも、ガンガン要求する影山くんが見たいなあ。


久しぶりの登場の宮さんが言う通り、合宿の時とはまるで違う顔つき。合宿の時は、楽しそうな子供みたいだったから。
烏野は影山にとってホームだし、試合でこそ真価を発揮するセッターだし(試合以外で真価を発揮するセッターってのがいるのかどうかわからないけど)。

この流れのまま行って欲しいところだけど、相手も去年の雪辱を晴らす気満々で来てるし、2年連続ということは地力のあるチームなんだろうし、どうなるかな。

1週あくから次まで長い。