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アレッポの記事を読んで 街を出て行く人たち

アレッポから撤退が始まった、という記事の写真には、何台ものバスの列が写っていた。荷台にも屋根にも乗り切れない人が、運転席の窓に手をかけぶら下がるようにしがみついたまま走行してるイスズのトラックの写真もあった。
どの写真にも破壊された建物が写っていた。兵士が街を出て行くのは、戦いに負けて退却するってことなんだろうとわかるけど、住民が街を出るってことがよくわからなかった。
政権側は、建物はもとより市民生活に必要なインフラを空爆で破壊したみたいだから、生きるために街を出るんだろう、また戻ってくるんだろうと、漠然と思ってた。


でも、街を出る住民の声を読むと、そう簡単に戻れるような感じがしない。街が復興すれば戻れるというようなものではないような感じを受ける。実際、街を出た住民たちはどうなるんだろう。
数時間の内にアレッポから出なければならない状況にいる男性の言葉が印象的だった。撤退を前にして、自分の家に戻り、いままで感じたことがない気持ちになったというその人は、ネイティブアメリカンやパレスチナ人、自分たちの場所から強制的に出て行かされた人たちのことが頭に浮かんだらしい。そして彼も加わった反アサドの蜂起の最大の誤りは、武力に訴えたことだという。
負けた側の住民が街を出るってどういうことなんだろう。

アサド大統領はアレッポの解放だと言ったけど。