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シリア政府軍がアレッポをほぼ制圧したという記事を読んで

21時21分配信のNHKニュースウェブの記事によると、シリア政府軍がアレッポのほぼ全域を制圧したという。
街は悲惨な状況で、あちこちに遺体が残され、けが人が溢れてるという現地住民の言葉が記事に書かれていた。

アサド政権の軍勢が大攻勢をかけてるというニュースを読んだのは、何日前だったろう。アレッポの反政府派支配地域に残ってる市民を、いかに保護するか脱出させるかが、今や話し合いの最優先事項だと書かれていた。

追い詰められてるアレッポの住民の声を集めた記事には、もう、死ぬか捕まるしかない、という住民の声が載っていた。前に読んだ記事でも出てきたし、同じような言い回しは何回も読んだことがあると思う。
政府軍に殺される事と捕まる事を同列に置くような言い方に、なんでだろうと、ずっと違和感を持っていた。殺されるより、生きて捕まった方がずっといいじゃないか。

先日、読んだ記事の中で、死ぬか捕まるかしかないという住民の声の後に、拷問が普通に行われてる国、という表現があった。
そもそもなぜシリアの人々が政権に対し立ち上がったのか。反対派の弾圧をしてきた国、強権的に国民を押さえつけてきた国、自国民への残虐行為を行ってきた国、ということは頭にあったはずなんだけど、死と同じくらい政府に捕まる事を恐れる追い詰められた人たちの言葉に違和感を持っていた。捕らえれたら受けるかもしれない拷問や虐待ということについて、表面的な言葉だけしか、自分の頭にはなかったってことなんだろうと思う。

その記事には、アレッポの地図も載っていた。政権が支配する地域に飲み込まれるように存在する反政府派の支配地域。12月5日、7日、8日と、それぞれの日に政権側が獲得した地域が色分けされてる。反政府側の支配地域の東側から1日1日西方へ、政府軍が進軍してるのが、地図でわかる。政府軍が歩を進め、その分反政府側に残った人々が後退していくということを表した地図だ。この地図に残っていた地域も、きっと制圧されてしまったんだろう。


朝、読んだ記事では、数日中に、政府軍は全アレッポの支配権を得そうな感じだとあったけど、数日もかからなかったってことなんだろうか。
記事によれば、残っている市民たちから、外の世界の人権団体やジャーナリストなどに、メールや電話で助けを求める声が届いてる。政権側の砲弾に追い詰められて、少しでも安全な地域へと、残った人々は逃げていってるみたいだ。
記事には、とにかく砲撃を止めて欲しい、助けて欲しいというメッセージが届いてるとあった。メッセージを発信した、追い詰められた住民たちはどうしてるんだろう。