ハイキュー!! 第232話 戦線 感想

連載開始から5年になる物語のどのあたりで、潔子さんのこのエピソードは出来上がったんだろう。谷地さんをマネージャーに勧誘した頃に、スポーツやってたけどバレーもマネの経験もない、と言ってた場面があったけど、あの頃にはもう出来上がっていたのかな。

今回のエピソードを読んで、「成り行きで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする」といった潔子さんの言葉を思い出してしまった。

もともとマネージャーがいなかったバレー部で(顧問の先生も名だけ顧問だったみたいだし)、少しづつ仕事を学んで自分の場所を作っていった。元強豪が、指導者もなく自分たちの練習はこれでいいのかと悩みながら、それでも毎日練習を重ねていく。

白鳥沢戦で、ツンデレの烏野ファンのおじさんが、強豪としての記憶は新しいのに誰の目にも止まらなかったあの頃に比べれば屁でもない(正確ではないけど内容はあってると思う)と言ったあの言葉を思い出してしまった。

そしてそういう2年間を潔子さんも一緒に過ごしてきたわけだ。

白鳥沢戦の前にあった大地さんの回想の夢と今回の潔子さんの回想、あのおじさんの言葉。バラバラとエピソードが散らばって入れられてるから、しっくりこない感も若干あるけど、春高は3年生にとって部活の総決算、と短い一言で言ってしまえるその中に、選手、マネージャーそれぞれの物語があるんだってことを、感じた気がする。

その3年間の部活も、春高で負けた瞬間に終わる。
「練習して練習して練習して積んで来たものは想像以上にあっけなく終わる」
中学の時も経験した。でも、今は終わりの後が違う。
「それがどうした」
今回のエピソード、この一言が効いたなあ。それがどうした、って短い一言。でもこれしか言いようがない一言のような気がする。
あの時転んでしまったハードルを、潔子さんは烏野で飛び越えることができたんだね。

(今回の潔子さんの回想に、インハイ青城戦後の日向と影山が出てきたのはちょっと嬉しかった。新1年が入って劇的に動き出した烏野で、その1年に対して、1年以外にも、クールな態度をずっと崩さない潔子さんだけど、彼らに刺激を受けてるんだとわかって、それはやっぱり嬉しい)

 

影山くんがバレーボール以外で使えることがあるんだってのに、ちょっとびっくり。日向ボゲッとか言わないでねと先週は思ったんだけど、それどころか、呆れるくらい冷静。こういう事は月島の方が気づきそうだけど、山口の動揺を見てちょっと巻き込まれちゃったのかな。

初戦の相手のビデオが手に入ったと烏養さんが言ってたシーンから、いつ春高の出場校の情報が出されるのか待ってたのに、ついに何の情報もなく試合開始まで来てしまった。何だかなあって感じもしてたんだけど、ここまで情報を一切出さなかったということは、もうこれは故意なのかもしれない、とここにきて思った。
とりあえず初戦は、何の予備知識もない一般観客の目線で見てね、ってことなのかな。


日向は、シューズなしで裸足だったみたいだけど、そのままウォーミングアップやったのか?
試合前にはいつも緊張しまくりだけど、今回のトラブルは、どう影響したんだろう。
案外、そっちに気がいくことで妙な緊張をせずに済んだかもしれない。
シューズ戻って、5メートル飛べますって言ったくらいだし。


初戦の相手は神奈川代表でハチマキをしてる。
春高バレーをテレビで初めて見た時、ハチマキをしてる学校が結構あって、他のスポーツでは見たことがなかったから、ちょっとびっくりはしたんだけど、髪が長い子達はジャニーズみたいだし、坊主の子たちは、でかいけど可愛いかった。
宮城の対戦相手にはハチマキいないなあと思ってたら、ここで出てきたか。あらためて全国大会なんだなあと、新鮮さを感じる。