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モスルとアレッポの記事を読んで

モスル奪還作戦が始まったとテレビのニュース番組でも映像を流していた。
イラク第二の都市で、今も100万人以上の市民が暮らしているという。2014年の夏にISに奪われ、その後リーダーのアルバグダディが、イラクとシリアのカリフェイト成立を発表したのがモスルのモスクの壇上だった。
すでに奪還している、ラマディ、ティクリートファルージャなどの都市に比べ、規模が違う大都市で、奪還作戦を開始するまでだいぶ準備に時間がかかったみたいだけど、その分、ISにとっても防御のための準備期間が充分あったということで、戦いは相当タフなものになるらしい。
報道によると初日の犠牲は、クルド人兵士5人死亡、5人負傷だという。

 

ドローンで撮った奪還後のラマディの映像は、見渡す限りの瓦礫で、まるで東京大空襲後の焼け野原のようだった。奪還のための空爆でも、相当の破壊があったみたいだ。
市民の犠牲を避けることには相当神経を使ってるんだろうと思うけど。
破壊されたラマディという街の様子を見ると、ラマディではどうだったんだろうと、想像するのが怖くなる。
もともとモスルは、スンニ派シーア派クルド人キリスト教徒など住民は多様な構成なので、奪還後の再建も、困難が予想されるらしい。

 

19日の朝刊(東京新聞)に、『イラク北部クルド人自治区の治安部隊「ペシュメルガ」は、18日、過去24時間に北部モスル周辺の20の村を過激派組織「イスラム国(IS)」から奪取したことを明らかにした。』という小さい記事が載っていた。
モスル奪還作戦は、ペシュメルガイラク政府軍が初めて協力して行う戦いだという。


イラクの隣のシリアでは、ロシア軍・シリア政府軍が、同じ18日、アレッポへの空爆を中断したという記事も載っていた。
20日(木)8〜16時に8時間の休戦をすると、ロシアは17日に発表していて、その準備の空爆停止だと説明されてるという。どれくらい続くのかは不明みたいで、国連もさらなる安全の保証がないと、空爆がやんだからといって、支援物資を届けることもできないらしい。
記事には、『空爆中断はロシア側の一定の歩み寄りともみられるが、避難の時間を設けたことを口実に、大規模な攻撃を図る前段階に入った可能性もある。』とあった。別の報道では、反政府派も、大規模な反攻勢を準備してると言ってる、とあった。
記事には、反体制派支配地域で、空爆によって崩れた建物の中の犠牲者を探す「シリア民間防衛隊」の救助隊(17日)の写真が添えられていた。崩れた建物というより、4階建ての建物ほどの高さの瓦礫でできた山のようだ。

タイムラグがほとんど無い状態で、市民が犠牲になっている情報が、文字でも映像でも入ってくる。
そうして、情報を消費してるような気がして、時々嫌になる。