アレッポ空爆の報道を読んで

去年の9月にロシアの介入が始まる前は、アサド大統領は、明らかに劣勢だった。イスラム国や、アメリカの支援を受けた反政府派の侵攻に地域を失っていた。

ロシアの介入で、アサド政権は持ち直して、反政府グループはまとまった。結局、内戦はよりダラダラと長引く形になってしまったみたいだ。

今朝の東京新聞に、「シリア内戦、終結描けず」と載っていた。
記事によると、去年の9月にロシアが、シリアで空爆を開始した時、その目的は、『「ウクライナ危機後の孤立から脱し、欧米に不可欠なパートナーとして認めさせることだった」』(東京新聞9・27)という。でも、アメリカとの間で合意した一時停戦も1週間で崩壊し、崩壊した19日以降のアレッポ周辺への政権側の空爆で、200人以上が殺された。
国連の場で、アメリカとロシアは互いに激しい非難合戦をしてるらしい。
対立は深刻で、『政治的解決が絶望的になった以上、欧米との関係悪化が確実視されても「アサド政権が戦いを続ける限り、ついていくしかない」』(東京新聞9・27)という。

2011年から続く内戦での犠牲者は30万人以上の犠牲者を出してるという。

報道によると、ここ数日のアレッポへの空爆はこれまでにないほどの激しさだという。ただ、爆撃の量的にすごいだけじゃなく、アレッポの人々の生命と生活を保つのに必要なシステムを一つ一つ攻撃してるのだという。
例えば、レスキュー作業の車両と本部は23日金曜日の最初のターゲットの一つだった。最初にレスキューがやられたら、その後の空爆で瓦礫に埋まった人々を、誰が助けるのか、ということだ。
政権側は、バンカーバスターと呼ばれる地中貫通弾を使い始めたという。地下シェルターや、水道管も危ないということになる。ここ数年、空爆の被害を最小限にするために地下に作られた学校や病院もだ。
最初に空爆したところに、救助のために人々が集まるのを待って、2度目の爆撃をするというのは、政権側がよく使うやり方だという。

政権側も反政府側も、負けたら殺されるという恐怖から引かないのだという解説を聞いたけど、勝つまで戦うという意思の前に、国際社会の非難など、何の役にも立たないんだと、ここのとこの報道を見てると思ってしまう。