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北朝鮮への制裁について報道を読んで

中国は、北朝鮮核兵器保有には強い反対の意思を示しているけど、制裁強化には慎重だという。それは、朝鮮半島の不安定化を避けたいから。

日米韓も、不安定な朝鮮半島は望んでない。だから、北朝鮮核兵器保有を阻止しようと、中国やロシアも巻き込んで実効性のある制裁強化をしようとしてる。
そこまではわかるんだけど、不安定化を避けたいという同じゴールを目指してるのに、制裁強化という手段については、反対の態度になるのはなんでなんだろう。


中国にとっては、北朝鮮の政権が崩壊して、アメリカの同盟国である韓国に吸収されるような形で朝鮮半島が統一されるくらいなら、共産党支配の現体制のまま核兵器を保有する事態の方がマシ、らしい。北朝鮮が、中国に核ミサイルを向けることはないだろうし。
統一されてしまったら(北朝鮮が吸収する側ならいいんだろうけど)、朝鮮半島で緩衝地帯なしに直接アメリカと側と向き合うことになってしまう。


北朝鮮核兵器保有についての基本的考えが違うのだから、中国に実効性のある制裁強化への参加を求めても、それは無理ってもの、という気がする。

アメリカ国内でも、オバマ政権の「戦略的忍耐」は破綻してるという非難の声も上がってるという。結果を見れば、北朝鮮は核開発を着々と進めていた、ってことになるんだろうから、その非難は的外れってわけではなさそうだけど。じゃあ、どうすればよかったんだろう。
交渉のカードとしてではなく、実体的に抑止力として核を持つ、という強い意志を持ち、なおかつ、対アメリカで北朝鮮の体制維持を絶対的に必要としてる隣国の支えを期待できる国に対して、どういう手を打てばよかったんだろう。おまけに、北朝鮮は、中国がダメならロシアって選択もある、という専門家もいるみたいだし。

最初から「戦略的忍耐」という選択しかなかったわけではないんだろうけど。他にどんな選択肢が検討されたんだろう。