金正恩の写真を見て感じたこと

北朝鮮が9日(金曜日)5回目の核実験をしたというニュースが流れた。
今回の爆発規模は、前回1月の時の約2倍で「過去最大規模」だと韓国政府は分析してるという。
最初の核実験(2006年10月)以降、ほぼ3年周期で行われてきた核実験を、今回は前回から8ヶ月という短期間で行ったのも異例なことらしい。

オバマ大統領は就任以来、核放棄なしには交渉に応じないという姿勢で、度重なる北朝鮮の核実験には、国際的な制裁を段階的に強化して対応してきたというけど、どうやら効果はなかったらしい。

でも、オバマ大統領はもうすぐ任期が切れる。次期大統領で和平交渉の仕切り直しをするためにも、一刻も早く使える核を手元に持っておきたい。韓国に配備することになってるTHAADの問題で、対北対策についての中国とアメリカの関係も悪化してるし、今なら中国はアメリカにそうは同調しないだろう。報道を読むと、こんな感じらしい。

金正恩にとって、核は、交渉のカードではなく抑止力のための武器というのが基本にあるらしいけど。

弾道ミサイルに装着できるほどの核弾頭の小型化完成まで、専門家のこれまでの予測よりかなりスピードアップしてるという。
先日の潜水艦からの弾道ミサイルの発射実験は日本の海に向けられたものだったし。
本当は怖い話、なんだと思う。


それなのに、新聞に載った金正恩の顔を見て、まるで人形みたいだと思ってしまった。丸々として滑らかな白い肌の顔に、手入れされた眉、多分端正と言って良い顔立ちに、赤ちゃんのような肉付きの手で敬礼してる写真。ジブリの「千と千尋の神隠し」に出てくる「坊」を思わせるような。(なんか、すみません)
「坊」は、感情豊かだったけど(最初の頃は甘やかされたわがままな子供のヒステリーだけの印象だけど)、北のリーダーは、報道が限られる上に更にその1部にしか接してないから、まるで人間味が感じられない。
疑心暗鬼から粛清の嵐、と聞けば、わずかに心が感じられる気もするけど、こんなとこで感じてもなあ、って思う。

開戦の判断を人工知能にさせたら、犠牲の多さと得るものを正確に計算して、戦争など選ぶものか、っていう文をどこかで読んだけど、計算式から、国民の犠牲をマイナスして王朝存続をプラスすれば、簡単に戦争を選んでしまうかもしれない。
なんかそんな怖さは、やっぱりあるかも。