ハイキュー!! 第220話 合流 感想

1年3人の合宿も終わり、今回からようやく烏野に戻ってきた。

前回は日向と影山がお互いの顔を合わすコマで終わった。
今回、5日振りの合流で言葉をかわすより先に、2人がしたことは部室までの競争でした。ああ、日常に戻ったんだな。

影山は、日向の宮城合宿乱入騒動をどういう形で知るんだろうと思ってたんだけど、日向の、「球拾い」の一言と表情で、察したのかな。多分影山なりに、自分がいない間の日向のことを考えてた、というより、考える時間もあったんだろうと思う。(日向単品じゃ使えないって、鷲匠先生と同じことを思ってたみたいだけど。)だから、日向の一言で、具体的に宮城合宿に紛れ込んだとわかったかどうかわからないけど、ぼんやりとでも察したんだろう(多分)。と言っても、そもそもこの2人の思考回路が似てるからこそなんだと思うけど。日向の行動は、影山にとってそれほど驚くべきことではないんだろう。

2人がパスをしながら会話をするシーンで、日向が国見と言いかけてすぐに百沢の方に話題を変えたのは、影山に気を使ったってことなのかな。それとも日向のことだから単に国見から百沢を連想しただけなのかもしれないけど。同じシーンで、日向は素手だったけど、影山は手袋してた。思考回路は一緒でも、2人の意識のレベルは細かいとこだけど違うんだなあと思う。


日向が影山のジャンプサーブを受けた時、潔子さんもコーチも、影山も、他のみんなも驚いた顔をしてた。西谷さんや大地さんが同じことをしても、多分スルーされるような自然な動き一つを、これだけみんな驚くということは、今までの日向のレシーブの動きがいかになってないものだったのかということでもあるんだろうけど、5日という短い期間での日向の変わりようにみんなが驚いた、ということなんだろう。

 

星海の助走と踏み切りに、高く飛ぶための(星海は日向より飛んでると言ってたから、高さなんだと思う)何か参考になることを見つけたらしいことはわかったんだけど、具体的にそれがどういうことなのかまるでわからなかった。
あの場面の星海は、とても力強く踏み切りをしようとしてるけど、逆にそれが重たく感じたから。せっかく助走してるのに、その助走を殺してしまってる印象だった。
背がない日向は助走をとても大事にしていて、白鳥沢戦でも助走つきのブロックで、後半に入ってから確実に相手のスパイカーをかき回していた(その程度はわからないけど)。
ハイキュー!!で、結構繰り返し描かれてたから、いいジャンプには助走が大事、ってことはわかったんだけど、踏み切りとの関係はネット検索してもイマイチ腑に落ちる説明に会わなかった。
助走の横のエネルギーを上に跳ぶという縦のエネルギーに上手に変換するのが、踏み切りの重要な役目で、両足で踏み切りして飛ぶ競技はバレーボールだけかもしれないというのは、頭に残ったけど。

今回、再会早々に、星海から得たことを影山が持ち出してきたから、もう一回今度は、高く跳ぶ競技ということで「走高跳び」をキーワードに持ってきて検索してみた。
幾つかのサイトを読んだ中で、印象に残ったのは、「走高跳びは跳躍よりも、よりスピードのある助走に急ブレーキをかける力で上昇します」という説明。急ブレーキで体が高く上がるって、不思議な感じ。高跳びの選手って、体を上に持ってく時どんな感じがしてるんだろう。
星海が助走を殺してしまってると感じた場面は、まさに急ブレーキをかけたように見える。車で走っていて急ブレーキをかけると、車体が浮き上がる感じがするけどあの力なのかなあ。その辺はよくわからないけど。

日向のジャンプを見ていると、助走の勢いそのままにジャンプしてるみたいだ。勢いプラス跳躍力で高く飛んでるんだと思っていたけど、それは、どちらかというと前方に距離を稼ぎたい幅跳び系のジャンプなのかもしれない。
そういえば、カール・ルイスが100メートルと走り幅跳びで活躍していた時、短距離走という種目と走り幅跳びという競技が結びつかなくて、なんで、カール・ルイスは両方のチャンピオンでいられるんだろうと不思議だった。これまで考えてみたこともなかったけど、ジャンプひとつとってみてもいろいろあるなあ。
バレーボールとは関係ないけど、フィギュアスケート浅田真央選手とキムヨナ選手のジャンプの形の違いも幅跳びと高飛びだと思うとわかりやすい。キムヨナ選手は、テレビで見るとよくわからないけど、実際はものすごいスピードで滑ってる、と解説者がよく言ってた。そのジャンプは高さも幅もあるジャンプ。それに対して浅田選手は、上に飛び上がるジャンプで、高さはあるけど、幅はない。浅田選手がスケートの滑りを一から見直した時期があったけど、見直し後は、スピードがある滑りになったというから、それまでは滑りのスピードを生かしたジャンプではなかったのかもしれない。
キムヨナ選手が現役の頃、2人のジャンプが違うということは見ていてわかったんだけど、その違いがどこから来るのかは全然見当もつかなかったから、今回、なんとなくその答えのヒントを見つけたみたいで、嬉しい。もっともにわか検索の一言だから、まるで見当違いをしてるかもしれないけど。


ドン、で終わって、日向はキョトンとしたけど、次回影山はどう説明するんだろう。
田中さんにも、何言ってるか全然わからないと言われたことがある影山だから、言葉で説明されても日向は理解できないかもしれない。もしかして星海さんなら、ピョピョーンとドンでわかるかもしれないけど、普通はわからないと思う。影山くんの場合は、どっちかというと、実演した方が早いと思うけど。
星海さんのジャンプにヒントを見つけた回の”音”ってタイトルは、影山の理解の仕方のキーワードだったんですね。影山は2人のジャンプの違いを、”音”で捉えてる。(ピョピョーンは音っぽくないし笑っちゃうけど)
そういえば、ジャンプとは違うけど、レシーブの描写の時も、西谷さんのと日向のレシーブの違いを音で表現してたし、菅原さんも、西谷さんのオーバーを、変な音がするって言ってた。同じくらいの大きさのボールを扱う競技だから、ついバスケと比べてしまうんけど、バスケでは音でプレイを意識することってないかも。テニスやサッカーの方が、音がキーワードになるような気がする。


まだ合流初日だけど、烏野に戻った影山は、まじめで素直ないい子の顔つきじゃなくなる感じがして、やっぱりユースって面白かったなあと思う。