凍土壁がすだれ状態らしい、、、

土曜日の東京新聞に、福島第一原発の凍土壁について、先月東電が、完全な凍結は困難との見解を示したという記事が載っていた。
報道によると、凍土壁は、鹿島建設が提案、東電とともに2014年から着工。今年3月末から凍結開始したけど、今も1%が凍ってないという。損傷した建屋に流れ込み汚染水となってしまう地下水の遮蔽を目的にしてる。総延長1,5キロメートル、高さ25〜35メートルの1%。
結局、事業開始当時とほぼ変わらない1日当たり約350トンを今もくみ上げてるという。

専門家からの凍土壁は破綻してるとの指摘に、東電側は凍結してない主要な3箇所に追加工事をすることで流入量は下がるから破綻してないと反論してるという。

記事によると、東電は、『「100%凍らせる、100%水が通らないような状況を作ることを考えているわけではない。」とし、1日70トンのくみ上げ目標を想定してるのだという。

 

凍土壁については、当初から実現に懐疑的な見方があった(ニューヨークタイムズの同じ凍土壁に関する記事では、SFって言葉を使ってた)けど、当初東電側は技術的問題はなしと断言。

 

別に東電が自分の負担で全て賄うなら、それはそれでいいけど(汚染水問題はなんとかしなきゃいけないのは無論なんだけど)、この工事に注ぎ込まれた345億円(当初見積もりは320億円、追加工事もまだあるから完成までの総額は見通せない、と記事に書いてあった)は、国が直接負担してるのだという。東電への無利子貸与総額は、現時点で7兆6000億円。その返却の原資は、電気料金、国の負担は税金。結局、国民負担。

100%遮蔽を目指さない、1日70トンのくみ上げを目指してるということは、1日70トン以上のくみ上げが必要な状態にしかならなかった時が、東電が凍土壁の破綻を認めるときなのかな。それはいつになるんだろう。

 

日本についての海外の人のコメントを翻訳してるまとめサイトみたいなのに、日本のタクシーについて、どこの国の人か忘れたけど、タクシーに乗った時、その運転手が道に迷って、結局料金を請求されなかったことがあって、いたく感動した、みたいなコメントがあって印象に残ってた。
そのすぐ後にこの記事を読んだから、当初見積もり320億円に、凍らないからと25億円も追加で出させて、さらに追加工事が必要で結局総額いくらになるかわからないけど代金は頂きます(多分いただくんだろうと思う)って、なんていい商売!って思ってしまった。

いったい誰が責任を取るんだろう。凍土壁案採用過程をぜひ知りたいです。